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2021/10/01

Traveling Miles/Cassandra Wilson

Cassatravel_20210925141801 カサンドラ・ウィルソンのアルバムがもう少し続きます。このアルバム、’99年のスウィングジャーナルのゴールドディスクになっているのですね。その時私たちは有志で「ゴールドディスクを斬る」という特集をやっていたのですが、そこでのアルバムコメントを、何年か前に通常のブログで発表する長さに縮めたものです。個人的にはけっこう好きなアルバムでしたけど。収録時間は68分で、13曲目は日本盤のみのボーナストラック。カサンドラ本人のプロデュースでそのプロデュース能力にも驚かされます。メンバーも豪華だし、マイルスのトリビュートにもしっかりとなっていると思います。不思議なのは以前どこにも使ってなかったジャケ写をスキャンしてあったこと。いつスキャンしたのだろう?

 

Traveling Miles/Cassandra Wilson(Vo)(Blue Note) - Recorded December 1997, May and September 1998. Dave Holland(B), Lonnie Plaxico(B), Olu Dara(Cor), Steve Coleman(As), Pat Metheny(G), Marvin Sewell(G), Kevin Breit(G), Doug Wamble(G), Eric Lewis(P), Jeffrey Haynes(Per), Mino Cinelu(Per), Marcus Baylor(Ds, Per), Perry Wilson(Ds), Cecilia Smith(Marimba), Vincent Henry(Harmonica), Regina Carter(Vln), Stefon Harris(Vib), Angelique Kidjo(Guest Vo) - 1. Run The VooDoo Down 2. Traveling Miles 3. Right Here, Right Now 4. Time After Time 5. When The Sun Goes Down 6. Seven Steps 7. Someday My Prince Will Come 8. Never Broken(ESP) 9. Resurrection Blues(Tutu) 10. Sky And Sea(Blue In Green) 11. Piper 12. VooDoo Reprise 13. Prancing

マイルス・デイヴィスへのトリビュートアルバム。オリジナルも半分近くあり、表現されているのはまさに彼女自身の黒い)世界です。そのサウンドは原曲に負けてません。ギターは、むしろR&Bなどに近い感じで、マーヴィン・スーウェルのギターはとにかく渋い。9曲目のエレキ・ギターの間奏を渋いと感ずるか、音程をハズした下手くそなギターととるか。2曲目にスティーヴ・コールマンが参加。相変わらず個性的ですが、もっとアップテンポの曲で暴れまわって欲しかった気も。6曲目は7拍子の部分が小気味良い。7曲目も斬新なアレンジ。10曲目は何とパット・メセニーが参加です。8、9、11曲目と好みの曲が続きます。12曲目は遠きアフリカの血を呼び覚ます現代の魂の歌とも感じられ、この曲で私はノックアウトされました。(99年3月3日発売)

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