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2021/09/22

Transmigration/Strata Institute

Stratatrans 少し流れを変えて、DIWレーベルによるM-BASEのアルバムつながりで、昨日のカサンドラ・ウィルソンからの今日の「Strata Institute」のアルバム。この名義の1作目はBambooレーベルから出ていたのですが、既にレーベルはなく、こちらからの発売になってます。どういった意図か、ヴォン・フリーマンも参加していて、既成曲も演奏をしているのが、今後のそれぞれのメンバーの方向性の拡散も意味しているように感じます。ベースはアコースティック・ベースですし。バリバリのM-BASEの曲と、割とオーソドックスな曲が混ざっていて、これはこれで面白い。当時の特徴として、68分も収録時間がありますが、たまに聴く分には、お得感があります。

 

Transmigration/Strata Institute(DIW) - Recorded January 1991. Von Freeman(Ts), Steve Coleman(As), Greg Osby(As), David Gilmore(G), Kenny Davis(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. 3 Against 2. Mr. Lucky 3. Speake 4. Knowledge Of Cult 5. If You Could See Me Now 6. Minor Step 7. Kahn 8. Jimdog 9. It's You 10. Thebes

スティーヴ・コールマンとグレッグ・オズビーの双頭バンドの第2作目。 とは言え、コールマンが5曲、オズビーは1曲のみの作曲。プロデュースはスティーヴ・コールマン。今までのような変拍子ファンク路線の1曲目のような曲もありますが、ヴォン・フリーマンを迎え、ヘンリー・マンシーニの2曲目、タッド・ダメロンの5曲目、エディ・ロックショウ・デイヴィスの8曲目のようなオーソドックスな演奏もあるのが特徴で、ヴォン・フリーマンと彼らの演奏の語法の違いも面白いです。6曲目はM-BASE的なのだけれどもジャズ寄りの演奏。9曲目など、スティーヴ・コールマンのオリジナルなのにスピード感のあるジャズ。前作よりもサウンドのまとまりが出てきて、M-BASEの姿勢は伝統的な部分も抱合するようになってきました。

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