Modern Times/Steve Khan
スティーヴ・カーンのリーダー作が少し日があきましたが続きます。このところ全然聴いていなかったんだけど、聴き直すとやはりポリドール時代が面白い。これは日本でのライヴ演奏ですが、やはりこのバンド、日本で人気があったのでしょうか。固定メンバーで、このすごいメンバーが出ているのでは、このライヴに立ち会った人は幸せだったでしょうね。ライヴの当時私は大学生で、その名前すら知らなかったし、アルバムをCDで集めていたのが、このアルバムコメントの日付にある通り、これは’99年になってます。何度も書いてますがポリドールも廃盤になっていて、集めるのに苦労していた時期。今はストリーミングで気軽に聴けるのでいいですよね。
Modern Times/Steve Khan(G)(Polydor) - Recorded May 3 and 4, 1982. Anthony Jackson(B), Steve Jordan(Ds), Manolo Badrena(Per) - 1. Blades (For Wayne Gretzky) 2. The Blue Shadow (For Folon) 3. Penguin Village 4. Modern Times
(99/07/07)新宿のピット・インでのライヴ。 1-3曲目はスティーヴ・カーンのオリジナル。ピアノレスなのでそれぞれのパートの自由度が高く、必然的にメロディアスと言うよりも、独特な浮遊感を伴ったメカニカルな中間色のサウンドが一丸となって疾走する ファンクのイメージ。当時としては斬新かつマニアックなサウンドだったと思います。こんなライヴを聴いてみたかった。どの曲も10分を超えているので、聴きごたえがあります。3曲目はマンガ「Dr.スランプ」の「ペンギン村」ということだそうですが、ずいぶんシリアスなペンギン村です。4曲目のタイトル曲は4人の共作になっていますが、フリー・インプロヴィゼーションではなくて、何度か演奏して形になってきたもの、という感じのけっこうまとまっている曲。
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