Local Color/Steve Khan, Rob Mounsey
スティーヴ・カーンの、ロブ・マウンジーとの共作で、デュオのキーボードやシンセサイザーは当時のことだから多重録音かな。今までの流れから行くと、少し異色かもしれません。フュージョンと言う枠ではちょっとおさまらないようなサウンドで、インストルメンタルというジャンルがあれば、そこに入れたいくらい。曲によってはヒーリングに近い要素もあるかもしれない。アイウイットネスあたりが好きな人だと、このアルバムが好きかどうかはちょっと微妙かも。当時はこのようにキーボードやシンセサイザーのウェイトが高いアルバム、多かったですし。ギターもアコースティック・ギターだし、よく聴くと彼らしいフレーズもあるので、好きな人は好きかも。
Local Color/Steve Khan(G), Rob Mounsey(Key)(Denon) - Recorded April - May, 1987 - 1. Tafiya 2. The Blue Rose 3. I See A Long Journey 4. Gondolas 5. Intruder 6. The Hunt 7. Mahana
(00/09/18)ロブ・マウンジーのデジタルな音のシンセサイザーやプログラミングの上をスティーヴ・カーンの生ギターがフレーズを奏でるサウンド。やや時代を感じさせる音作りではあります。 7曲中5曲は2人の合作で、他は1曲ずつそれぞれの作曲。1曲目はエスニックなバックの上を控え目に奏でられるギター。2曲目はスペイシーなサウンドの上を漂うギター。一定のリズムがアクセントで淡々と情景が綴られていく10分台の3曲目、漂うようにゆったりと流れていくその名も「ゴンドラ」の4曲目、比較的静かな中をスリリングに展開していく「侵入者」の5曲目、たたみかけるようなパーカッシヴな音の上を、これまた情景が浮かんでくる「追跡」の6曲目、ラストらしい、のどかな風景が浮かんでは消えていく7曲目。
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