レゾナンス/チック・コリア&小曽根真
ずいぶんと久しぶりに新譜が届いたので聴きました。新譜と言ってもチック・コリアは亡くなっているので、’16年のライヴの収録ですけど。それでも小曽根真とのデュオの2枚組なので、けっこう興味深く聴くことができました。この2人だとレベルがかなり高いため、格調高いクラシックを聴くような場面が多いのですがそれでもけっこう個人的には楽しく、素晴らしいアルバムとして聴けました。日本でのライヴのツアーの中でのベスト・テイクを集めたものだそうです。2人が一体化しているような感じで、即興でここまでよくできるなあ、と感心することしきりではあります。収録時間もちょうど良いですがLP化を意識しているのか、いないのかは分かりません。
レゾナンス/チック・コリア(P)&小曽根真(P)(Universal)
Resonance/Chick Corea(P) & Makoto Ozone(P)(Universal) - Recorded May, 2016. - [CD1]Journey1: 1. Introduction 2. Improvisation I 3. Snapshot 4. A Spanish Song 5. Someone To Watch Over Me 6. CHildren's Song No.20 [CD2]Journey2: 1. Improvisation II: Part1 2. Improvisation II: Part2 "Fukuoka Blues" 3. Koto-Rea 4. Seven Pieceas From Mikrokosmos: No.123 Short Canon And Invension 5. Fantasey For Two Pianos
CD1の3曲目が小曽根真作、5曲目がスタンダード、4、6曲目がチック・コリア作、CD2の4曲目がバルトーク作で、他は2人の即興演奏。CDは両方とも47分収録。なかなか格調高いライヴが収められています。この2人のメンバーだとかなりカチッとした感じで、既成の曲を含めてもクラシックを聴いているような雰囲気になります。他のピアニストに置き換えはできないような素晴らしい演奏なのですが、ジャズ的なものを求めすぎると、比べてはいけないのですが、ちょっと違うかな、という感じ。このあたりECMでのピアノ演奏などに慣れている方は、この素晴らしい世界に入っていきやすいかも。即興でここまで2人の相性がいいというのもなかなかなく、しかもライヴでのベスト・テイクを集めたとのことで、ピアノ好きの人はぜひ。(21年8月25日発売)
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