The Genie-Themes & Variations From "Taxi"/Bob James
ボブ・ジェームスの前期のアルバムを追いかけていくと、数字にちなんだアルバムと、今日のような傍系のアルバムとがあります。今日のアルバムはTVシリーズのテーマ曲と、そこから派生した曲をサウンドトラック風にまとめたものだそうですが、普通のアルバムとして聴いてもちゃんと聴けるし、これはこれでいいんじゃないかなあ、と思わせます。いつもの彼らしいサウンドですし。強いてあげれば1曲あたりの時間が短いことくらいかな。参加メンバーもいつもの彼のアルバムとそん色はないですしね。記憶にもある程度残っているので、当時はそれなりに何度も聴いたアルバムのひとつにはなっています。
The Genie-Themes & Variations From "Taxi"/Bob James(Key)(Tappan Zee) - Released 1983. Eric Gale(G), Steve Khan(G), Gary King(B), Peter Erskine(Ds), Steve Gadd(Ds), Sticks McElhiney(Ds), Idris Muhammad(Ds), Alan Schwartzberg(Ds), Buddy Williams(Ds), Leonard "Doc" Gibbs(Per), Jimmy Maelen(Per), Ralph MacDonald(Per), Dave Friedman(Vib), Randy Brecker(Tp), Mike Lawrence(Tp), Marvin Stamm(Tp), Michael Brecker(Reeds), Eddie Daniels(Reeds), George Marge(Reeds), Tom Scott(Reeds) - 1. Brooklyn Heights Boogie 2. The Genie 3. Last Chance 4. Ballade 5. Groove For Julie 6. Hello Nardo 7. The Marilu 8. New York Mellow 9. Night Moods 10. Angela(Theme From "Taxi") (11. Let Me Show You)
邦題「N.Y.メロウ」。10曲目で、過去に既出の「アンジェラ」がTVシリーズのテーマ曲。他の曲はそこからインスパイアされて、番組用としてではなく作曲されたそうです。そういういきさつですが、ちゃんとアルバムとして楽しめます。1曲あたりの時間が短いため、どちらかというとソロが少なく全体の曲の流れで聴かせるような感じ。やはり1曲目はノリの良さで立ち上がります。さりげなくメロディアスに聴かせてくれる2曲目、アフリカ的な味付けもある3曲目、まさにメロウなバラードの4曲目、さりげなくタイトなリズムの小品の5曲目、爽やかなメロディが印象的な6曲目、渋めなホーンがリラックスできる7曲目、「アンジェラ」のヴァリエーションの出だしでスローに聴かせる8曲目、「ナイト・ムード」のタイトルよりは活気を感じる9曲目。
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