12/Bob James
ボブ・ジェームスのCBSでの最後のアルバムで、この後、ワーナーブラザースに移籍していきます。内容的にも前期の総集編的な感じで、今までのようなホーンを使って見たり、シンセサイザーでそのあたりの音を出したりと、いろいろに合わさったような作り。このアルバムはあまり思い入れはないのですが、それでも当時よく聴いていた方で、聴き直すとどの曲も割と鮮明によみがえってきますね。ボップな路線に少しマニアックなことを入れたりしているのですけど、ここでの2曲目はけっこうよくできてますね。リズムの具合がバスケットのドリブルのようで、印象的です。実はこの曲が入ったオリンピックの公式LPも持っていたのですが、CDに切り替えたときに処分してしまいました。CBSではこの前後にクラシックのアルバムも3枚出してますね。シンセサイザーも使ったりと、純クラシックではなかった記憶がありますが(ブログアップ済み)。
12/Bob James(Key)(Tappan Zee) - Recorded September 1984. Yogi Horton(Ds), Gary King(B), Leonald "Doc" Gibbs(Per), Eric Gale(G), Kirk Whalum(Sax), Lew Soloff(Tp), Marvin Stamm(Tp), Eddie Daniels(Reeds), Jeorge Young(Reeds), Marcus Miller(B), Jon Faddis(Tp), Dave Brown(G), Steve Summer(Ds), Charles Vullo(G), Donald Patterson(B), Steve Khan(G), etc. - 1. No Pay, No Play 2. Courtship 3. Moonbop 4. I Need More Of You 5. Ruby, Ruby, Ruby 6. Midnight 7. Legacy (8. Synco Sonata)
当時のCBSでの最終作。さまざまな曲がありますが、ボブ・ジェームス作は半分ほど。リズムなどの打ち込みも多くなってきます。派手な威勢の良いファンクの1曲目ではじまります。2曲目は’84年のロスアンジェルス・オリンピックのバスケットボールのテーマで、いかにもそれらしいサウンド。バスケットのドリブルを思わせる音が入っていたり、うーん、なるほどとうなってしまいます。ギターを中心に打ち込みのフュージョンという感じで進んでいく3曲目、同じ打ち込み系ですが、キーボードとギターのソロで盛り上がる4曲目、カーク・ウェイラム作のメロディアスなスムーズ・ジャズの5曲目、リラックスして聴ける、ややゆったりめの6曲目、ギターとのデュオのコラボレーションが緊密な7曲目。スティーヴ・カーンは6曲目に参加。
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