Dancing On The Water/Bob James
ボブ・ジェームスを追いかけて、ブログにあげてないアルバムもあと数枚なので、もう少しお付き合いください。このアルバム、ソロないしはデュオのアルバムで、トリオは以前あったけど、ここまでアルバム全体がシンプルなのは初めてだと思います。アレンジ力よりもソロをとる力の方が重視されますけど、彼はそれも問題なくクリアできていますし、むしろなかなかいいという感想になるかと。やはりこの時期(’01年)になって、やっと出てきたか、という感じですね。松居慶子とのデュオはピアノの連弾になってますので、そういう試みもなかなか面白いと思います。でも、このアルバムが出てからもう20年かあ、お互いに歳をとったなあ、と感じます。
Dancing On The Water/Bob James(P)(Warner Bros) - Released 2001. Joe Sample(P), Keiko Matsui(P), Dave Holland(B), Chuck Loeb(G) - 1. Alone Together 2. The Green hour 3. Bogie's Boogie 4. Altair & Vega 5. Hum Drum 6. Last Night When We Were Young 7. Dancing On The Water 8. Modesty 9. Tapawingo 10. Autumn Nocturne 11. Duo Oto Subito
デュオ、またはピアノ・ソロによるアルバム。こういった形で彼がアルバムを作ったのははじめてですが、随所にボブ・ジェームスらしいメロディやフレーズがちりばめられていて、単なるソロ(デュオ)のアルバムにはなっていないのがうれしいところ。2曲を除いてオリジナル。ジョー・サンプル(1、9曲目)とは2台のピアノでの演奏、松居慶子(4、11曲目)とは1台のピアノの連弾という形で演奏をしていて、それぞれ個性が出ています。デイヴ・ホランド(6、10曲目)やチャック・ローブ(7曲目)との語り合いもセンスがいい。ソロも4曲あって、けっこうしっとり感が高い曲。ジャズやフュージョンを聴くというよりは、やっぱりボブ・ジェームスのメロディにひたる、という雰囲気になります。 他のアルバムと比べて静かかも。(01年1月13日発売)
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