Sign Of The Times/Bob James
ボブ・ジェームスのアルバムで、これは9を意味するタイトルになっているらしいです。アレンジャーにロッド・テンパートンを迎えているので、彼のアルバムとしては異色かもしれませんが、アルバムとしての完成度はなかなか高いと思います。このあたりはリアル・タイムで聴いていた世代だけど、CDに買い直そうと思ったときに、このアルバムだけ出るのが遅かった記憶があります。他の人との権利関係か何かが理由だったのかもしれません。彼のアルバムについては今、通常ストリーミングで聴き直しをしているのですが、このアルバムは音質がストリーミングの音が良くなかったので、あえてCDで聴き直しをしています。
Sign Of The Times/Bob James(Key)(Tappan Zee) - Released 1981. John Robinson(Ds), Gary King(B), Steve Khan(G), Leonald "Doc" Gibbs(Per), Ralph MacDonald(Per), Rick Marotta(Ds), Marcus Miller(B), Jay Beckenstein(As), Major Holley(B), Buddy Williams(Ds), Bruce Dunlap(G), Eric Gale(G), Grover Washington, Jr.(Ts), etc. - 1. Hypnotique 2. The Steamin' Feelin' 3. Enchanced Forest 4. Unicorn 5. Sign Of The Times 6. Love Power (7. Body And Soul)
アレンジャーのロッド・テンパートンを起用して、曲によってアレンジなどをまかせ、彼の曲を3曲(1、2、5曲目)。ボブ・ジェームス色が薄い曲もあり、ジェイ・ベッケンスタインの参加もサウンドに影響しています。それでも通して聴くとアルバムとしては見事。幻想的でエキゾチックなアレンジの香りを漂わせながらメロディが流れていく1曲目、ポップでメロディアスにせまってくるようなタイトなリズムの2曲目、渋めでほのぼのムードが漂いながらも、タダ者ではないメロディセンスがうかがえる3曲目、哀愁が漂いながらもさまざまに表情を変えて盛り上がっていく4曲目、ディスコ・サウンドのようでノリの良いタイトル曲の5曲目、渋めのディスコという雰囲気がうかがえる、こちらもポップな6曲目。スティーヴ・カーンは1-5曲目に参加。
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