Red Hot/Mongo Santamaria
ボブ・ジェームスのサイド参加作なんですが、このあたりブログに確実に掲載されてないものだけを取り上げてみたいと思います。これは彼のレーベル、タッパン・ジーから出たアルバムで、残念ながら紋五・サンタマリアのアルバムが多すぎてストリーミングから発見することができず、CDを久しぶりに取り出して聴いています。アレンジはボブ・ジェームスっぽいフュージョンで1曲目ははじまりますが、2曲目はサルサというかラテンの要素満点で、こういう感じの曲も本来の彼に近いもので、いいなあ、と思ってしまいます。自分が彼のリーダー作を持っているのはこれだけなんですが、時間があればストリーミングでもっと原初的体験をしてみたいと思います。
Red Hot/Mongo Santamaria(Per)(Tappan Zee) - Recorded October and November 1978. Randy Brecker(Tp), Michael Brecker(Ts), Eric Gale(G), Bob James(Key), Gary King(B), Steve Gadd(Ds), Hubert Laws(Fl), Barry Miles(P), etc. - 1. Watermelon Man 2. A Mi No Me Enganan (You Better Believe It) 3. Jai Alai 4. Jamaican Sunrise 5. Afro-Cuban Fantasy 6. Sambita
ラテン・パーカッションの第一人者らしく、何とも陽気でゴキゲンなアルバムに仕上がっています。いきなり南洋を思わせる雰囲気でノリの良い「ウォーター・メロン・マン」の1曲目で幕をあけます。純粋なラテンの曲で、コーラス入りのこれまた陽気な曲が気持ちの良い2曲目、ギターやシンセサイザーのフレーズが印象的なラテン・ファンクの曲に仕上がっている3曲目、ちょっと渋めでフルートが舞っているレゲエのリズムの4曲目、スローではじまって徐々に盛り上がっていくちょっとドラマチックな5曲目、アップテンポのサンバでフルートがテーマのメロディを奏でていく6曲目。どの曲もパーカッションのスパイスがけっこう前面に出ていて効いているアルバムです。 1曲目のブレッカー・ブラザースの参加にも注目。(02年8月21日発売)
« ブログの中でアルバムコメントがどれだけあるか | トップページ | Sunny Side Up/Wilbert Longmire »
「音楽」カテゴリの記事
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- Over Here/Jim Rotondi Quintet(2023.11.23)
- Arvo Part/Tractus(2023.11.22)
- Call On The Old Wise/Nitai Hershkovits(2023.11.21)
- Thomas Larcher/The Living Mountain(2023.11.20)
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- ザ・フューチャー・イズ・ナウ/チック・コリア・エレクトリック・バンド(2023.11.04)
- Jazz Hands/Bob James(2023.10.09)
- Sonicwonderland/上原ひろみ Hiromi's Sonicwonder(2023.09.06)
- Intermission/Claudio Scolari Project(2023.04.30)
« ブログの中でアルバムコメントがどれだけあるか | トップページ | Sunny Side Up/Wilbert Longmire »
コメント