All Around The Town Live/Bob James
ボブ・ジェームスのライヴ盤でLPもCDも2枚組。3通りのライヴを8曲でまとめるのは大変だったかと思いますが、好きな曲ばかりなので、今聴くともう少し音が良くならないかなあ、と考えてますけど、これまた印象的なアルバムでした。特にアコースティック・ピアノ3台での4ビートジャズの演奏は、私としてもジャズ歴の最初の方の出来事ですし、ジョアン・ブラッキーンの名前を覚えたのもこの時でした。彼女は最近はアルバムだしてないし、LP時代のままのアルバムが多くて網羅して聴けてないんですけど、いくらかはCDで持っていて、ファンでもあります。こういうアルバムもたまに聴き直すとなかなかいいですね。
All Around The Town Live/Bob James(Key, P)(Tappan Zee) - Recorded December 18-22, 1979. Joanne Brackeen(P), Tom Brown(Tp), Hilam Bullock(G), Mark Colby(Sax), Richard Tee(P), Eddie Gomez(B), Billy Hart(Ds), Steve Gadd(Ds), Gary King(B), Earl Klugh(G), Mike Lawlence(Tp), Wilbert Longmire(G), Jimmy Maelen, George Marge(Tfl), Idris Muhammad(Ds), Jum Pugh(Tb), Tom Scott(Sax), Dave Taylor(Tb), Ron Tooley(Tp) - 1. Touchdown 2. Stompin' At The Savoy 3. Angela 4. We're All Alone 5. Farandole 6. Westchester Lady 7. The Golden Apple 8. Kari (9. Women Of Ireland)
邦題「ニューヨーク・ライヴ」。レギュラーバンド、アコースティック3人のピアノをフィーチャー、ビッグバンドと3通りの演奏。特にアコースティックは、ソロによってアレンジを変えて、各ピアニストの得意なソロに持っていきます。そして、全体的にライヴならではの勢いを感じます。ちょっと荒いけれど鋭さとカッコ良さのある1曲目、ジャズの名曲をアコースティック・ピアノ3台を含めたコンボで珍しくジャジーに聴かせてくれる2曲目、優しいながらここではちょっとタイトな3曲目、ソロのやり取りが楽しい、ノリノリでせまってくる4曲目、キメもありつついかにもライヴ風アレンジの5曲目、これまたライヴ向け雰囲気の6曲目、変幻自在でややアグレッシヴな曲をうまく料理している7曲目、アコースティック・ギターが心地良い8曲目。
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