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2021/08/29

Overpass/Marc Johnson

2671 ECMの新譜が2枚届いたので聴いていきます。今日はマーク・ジョンソンのソロ・ベースのアルバム。ベースだけというのはなかなかないですが。ECMに限ってみるともう何枚も出ていますね。マークの場合はルートの音を引きながらそこにアドリブを乗せていくという曲が多いようで、音数も多めで、曲として聴けるというメリットがあって、1枚分飽きさせずに聴かせてしまうというメリットがありますね。少しECMにしては音数が多いかなという感じもありますけど、そこはセルフ・プロデュースの強みで、逆にそこがメリットになっている感じです。録音は何とブラジルで行っているようです。それも理由の一つにあるのかな?

 

Overpass/Marc Johnson(B)(ECM 2671)(輸入盤) - Recorded January and February 2018. - 1. Freedom Jazz Dance 2. Nardis 3. Samurai Fly 4. Love Theme From Spartacus 5. Life Of Pai 6. And Strike Each Tuneful String 7. Yin And Yang 8. Whorled Whirled World

(21/08/28)1曲目がエディ・ハリス作、2曲目がマイルス・デイヴィス作、4曲目が映画音楽の他は、マーク・ジョンソンの作曲ないしは即興演奏。収録時間は43分で、アコースティック・ベースのソロになっています。プロデュースはマーク・ジョンソンとイリアーヌ・エライアス。1曲目はベースパートを奏でつつのそこにメロディのアドリブをはさんでいるので、ノリがあって退屈させない演奏になってます。他の曲でもその攻め方は実践しているようで。3曲目は音からすると多重録音のようですが。さすがやり手のベテラン・ベーシストという雰囲気の曲が続き、ECMにしては少し賑やかかな、という感じも、おそらく持ち込み音源だからなのかも。それでいて、ベース・ソロでの間というか、自然発生的にできてくる空間を大切にしています。

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コメント

工藤さん,こんばんは。

このアルバム,ECMのベース・ソロにしてはジャズ度が高いというか,ある意味聞き易いアルバムとなっていましたね。おっしゃる通り,セルフ・プロデュースゆえの部分が結構効いていると思いました。

しかもベースの音が素晴らしくよく録れていたのにも感心しました。いいアルバムですね。

ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2021/10/post-7b8c34.html

>中年音楽狂さん

こんばんは。

このアルバム、聴きやすいですよね。たぶん、ベース本来のルート音などを出しつつ、同時にメロディを奏でている場面が多いので、曲としてノレる部分が多いのだと思います。セルフ・プロデュースが良い方に出たアルバムではないかと思います。

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