Hands Down/Bob James
相変わらずボブ・ジェームスを追いかけてます。もうしばらく続くかも。早く新しいCDが届かないかな。今月はもう少し先だな。このあたりの彼のアルバムは当時聴いていた方だと思いますが、この時期になってくると、記憶に濃淡が出てきて、曲は覚えているんだけどあまり強烈なものでもないものも出てきます。それがこのあたりかもう少し先かな。今聴き直すとなるほどいいなあ、とは思うんですけれども。やはり彼ならではのサウンドだよなあ、と感じます。このアルバムが出たあたりは時期的には大学時代の中盤から後半に差し掛かったところで、けっこういろいろな種類の音楽を聴いてましたから。まあ、好きなアルバムではあるんですけど。
Hands Down/Bob James(Key)(Tappan Zee) - Released 1982. Liberty DeVitto(Ds), Doug Stegmeyer(B), David Brown(G), Leonald "Doc" Gibbs(Per), Eddie Daniels(Ts), Harvey Mason(Ds), Gary King(B), Randy Brecker(Tp), Jon Faddis(Tp), John Frosk(Tp), Marvin Stamm(Tp), Wayne Andre(Tb), Jim Pugh(Tb), Dave Taylor(Tb), John Robinson(Ds), Steve Khan(G), Rob Zante(Lyricon), Mike Lawrence(Tp), Ron Tooley(Tp), Marcus Miller(B), Jay Beckenstein(As), Eddie Daniels(Woodwinds), Patti Austin(Vo), Luther Vandros(Vo), etc. - 1. Janus 2. Roberta 3. It's Only Me 4. Spunky 5. Macumba 6. Shamboozie (7. Theme From "Star Trek")
6曲中5曲はボブ・ジェームスのオリジナルまたは共作。リズムもけっこうタイトになっています。6曲目のようにカラフルにシンセサイザーを多用して、多重録音によりほとんど1人で演奏している曲も出てきました。音楽のテクノロジーの進歩と歩調を合わせています。ノリの良さで頭からカウンターを食らわせてくる、キーボードのソロも楽しめる1曲目、ロッド・テンパートンとの共作で、アフリカンな雰囲気も意識させる2曲目、マイナー系の曲でスマートなフュージョンの3曲目、まさにドラマチックに展開していくメロディアスな4曲目、出だしのソロ・ピアノがクラシックの香りも漂う、哀愁が感じられて美しい、この曲のみストリングスが使われている5曲目。ランディ・ブレッカーは5曲目に、スティーヴ・カーンは2-3曲目に参加。
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コメント
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今晩わ。私にとってもこのアルバムはジャケットだけが印象的だった以外は、思い入れが薄いのですが、学生時代、バイトしていたジャズ喫茶のマスターが何故か好きで、よくかけていたのは覚えています。久しぶりに聴き直してみたのですが、不思議にちゃんとフレーズなどが身に染みついていて、特に「It's Only Me」! 。なんだか懐かしくて涙ぐんでしまいました。
投稿: zawinul | 2021/08/09 22:21
>zawinulさん
こんばんは。
今回は20年以上前の昔のアルバムコメントをそのまま流用してまして、途中に既にブログにあげているものもけっこうあり、この3連休で順番に聴いていって、18-19日分ぐらいまでブログネタは仕込んでしまいました。今世紀に入ってからと比べると、それでもこのアルバム、ダントツではないけれど、けっこう聴いた方に入っていました。もっと後だと1-数回聴いてそのまま本棚へ、ってことになってきたみたいで。彼らしいサウンドがいいですね。
投稿: 工藤 | 2021/08/09 22:57