The Swan/Bob James
ボブ・ジェームスのこれは傍系のアルバムというか、日本企画盤だったようですが、内容的には2曲のクラシックと、ある程度クラシックを意識したようなフュージョンで、場面によっては過激なところもあったりする内容で、決してイージーリスニングにはなってないところが彼らしいというか。このアルバムもやはりシンセサイザーの進化していく過程とつながっているのでは、と思わせるようなサウンドですね。このアルバムもよく聴きました。このあたりが個人的にはこのCBS時代の終わりごろとしては印象が強いアルバムのひとつです。この時期にもっと本格的なクラシックの題材のアルバムを2枚作っていますが、それはブログでは紹介済みです。
The Swan/Bob James(Key)(Tappan Zee) - Recorded 1983. Yogi Horton(Ds), Marcus Miller(B), Steve Khan(G), Hugh McCracken(G), Leonald "Doc" Gibbs(Per), Sammi Figueroa(Per), Peter Erskine(Ds), Ron Carter(B), Rob Zantay(Synth), Will Lee(B) - 1. The Swan(From "Carnival Of The Animals") 2. La Delaissado 3. Prospero 4. Water Music 5. Ensenada Madness 6. Quietly Crazy For You (7. San Antonio)
邦題「白鳥」。実はこれは日本企画盤でした。1、4曲目はクラシックのポップアレンジで、ボブ・ジェームスのオリジナルは3、5曲目。サン・サーンス作「白鳥」の聴きやすくてポップな仕上がりになっているタイトル曲の1曲目、フランス民謡の、静かに情景が広がっていくような愁のある2曲目、前後にシンセサイザーの静かな場面があり、中ほどはシリアスで自由度が高い印象もある3曲目、ヘンデルの「水上の音楽」を、雰囲気のある聴きやすいサウンドに仕立て上げている4曲目、エキゾチックでスリリングなサウンドに一気になだれ込んでいく、浮遊感のある5曲目、メロディアスではじめゆったりとしたサウンドで、だんだん盛り上がっていく6曲目。スティーヴ・カーンは1、5曲目に参加 しています。
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