Foxie/Bob James
ボブ・ジェームスで「11」の番号が隠されたアルバム。どこがそう見えるのか、と思ったら、タイトルの「Foxie」にXIが隠されているし、ジャケットも、そのギリシャ数字のように見えなくもないですね。このアルバムは、当時けっこうインパクトが強くて、特に1曲目の「ルードヴィッヒ」が大好きで何度も聴きました。おかげでアルバム全体を、これまた今でも強くいろいろ覚えています。どの曲もいいですねえ。テクノロジーの進歩(特にシンセサイザー)の影響は大きかったようですし。特にそういうことを意識しなくても、いいサウンドを聴けるところが魅力的ですね。私の思い入れが強すぎるのかもしれませんけれども。
Foxie/Bob James(Key)(Tappan Zee) - Released 1983. Steve Gadd(Ds), Gary King(B), Ralph MacDonald(Per), Peter Erskine(Ds), Will Lee(B), Rob Zantay(Synth), Leonald "Doc" Gibbs(Per), Yogi Horton(Ds), Marcus Miller(B), Steve Khan(G), David Sanborn(Ss), Ron Carter(B), Hugh McCracken(G) - 1. Ludwig 2. Calaban 3. Fireball 4. Zebra Man 5. Miranda 6. Marco Polo (7. Tel Me Tell Me)
このアルバムで、いわゆるブラスやストリングスパートをシンセサイザーの多重録音で演奏するようになります。参加ミュージシャンのクレジットはシンプルですが、出てくる音は分厚い感じ。やはり1曲目の「ルードヴィッヒ」が圧巻で、ベートーベンの曲を見事にアレンジしきっています。メカニカルでドラマチックなため、インパクトは強し。あとは4曲目を除いてボブ・ジェームスのオリジナル。エキゾチックなサウンドが淡々と続いていくような雰囲気の2曲目、スリリングだったり空間が多めの部分もあったり、5拍子もあったりの3曲目、マーカス・ミラー作のゴキゲンなフュージョンの4曲目、静かで渋めの哀愁を聴かせる5曲目、有名でもあり、メロディアスでノリの良い印象的な6曲目。スティーヴ・カーンは4、6曲目に参加。
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