Three/Bob James
ボブ・ジェームスのリーダー作の3日目、ということになります。「One」から次に出てくる「BJ4」まではCTIが原盤でそれをCBS Sony(Tappan Zee)が買い取ったということになるのかな。CDではCBS Sonyとなっています。よりクロスオーヴァー(フュージョン)路線が明確になってきて、シャープなファンクという感じの1曲目に、特にその性格が表れている気がしてます。実はこのアルバム以降、しばらくは後追いになってしまった時期もあって、ちゃんと聴くようになったのはCDが発売されてからになります。それでも手持ちのCDは消費税がなかったので、まだ昭和の頃の話か。その後どんどん追いかけていくようにはなるのですが。
Three/Bob James(P)(Tappan Zee) - Recorded November 11 and January, 1976. Grover Wishington Jr.(Ts, Ss), Harvey Mason(Ds), Andy Newmark(Ds), Gary King(B), Will Lee(B), Eric Gale(G), Hugh McCraken(G), Jeff Minolov(G), Ralph MacDonald(Per), Eddie Daniels(Fl), Jerry Dogion(Fl), Hubert Laws(Fl), Jon Faddis(Tp), John Frosk(Tp), Lew Soloff(Tp), Marvin Stamm(Tp), Wayne Andre(Tb), Dave Bargeron(Btb, Tuba), Dave Taylor(Btb), etc. - 1. One Mint Julep 2. Women Of Ireland 3. Westchester Lady 4. Storm King 5. Jamaica Farewell (6. Look Look)
ビートがはっきりしてきて、いわゆるフュージョン路線になってきた作品。3曲目の「ウエストチェスター・レディー」など、そのポップ性やアレンジの良さで今聴いてもゴキゲンですが、このアルバムでも、ちゃんとブラス・ストリングスが入っています。1曲目はファンクのビートの上を飛びまわるキーボード、サックスのソロとブラスが心地良くせまってきます。優しく美しいフルートのメロディの静かな出だしから、その美しいメロディのままレゲエになっていくところなど、聴きどころのある2曲目、タイトなリズムの上をシンプルでメロディアスなキーボードがテーマを弾き、結果的にノリの良い曲になっている4曲目、明るいメロディーにレゲエのリズムで、ちょっと間違えばイージーリスニングですが、彼のアレンジでうまくまとまっている5曲目。
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