Cosmology/Claudio Scolari Project
イタリアからのCDです。現時点では日本では各種ダウンロード、ストリーミングでしか聴くことができませんが、多くのところで取り扱っていると思います。一部フリー的なピアノが入ったりしますが、大部分はワンコードのファンクに乗せて、その上をトランペットやシンセサイザー、キーボード、ピアノなどが鳴っていくという、ちょっとハードコアな作りになっています。何となくマイルスを思い出しますが、もっと今っぽく、スマートでストレートな感じのサウンド。それにしても74分収録とは、アイデアが尽きませんね。作曲は共同作業になってますが、基本トラックを録音して、その上に録音をかぶせて厚みを持たせているのだと思います。今回は自主制作ではなく、レーベルから出ています。
Cosmology/Claudio Scolari(Ds, Synth Prog) Project(Principal Records)(輸入盤) - Recorded December 2020. Daniele Cavalca(Ds, Live Synth, Key, P), Simone Scolari(Tp), Michele Cavalca(B) - 1. Dark Matter 2. Magnitude 3. Hyper Galaxy 4. Aurora 5. Zenith 6. Spectrum 7. Cosmology 8. Blue Shift 9. Aphelion 10. Lunation 11. Black Hole 12. Collision 13. Nebula
(21/06/09)プロジェクトとして5枚目のアルバム。12曲目を除き、Claudio ScolariとDaniele Cavalcaの作曲とプロデュース。コロナ禍のイタリアでの録音です。収録時間は74分にのぼります。宇宙へのイマジナリーな旅がテーマのようで、エレクトリックとアコースティックが合わさって、ある種のワンコード進行的な展開が、どこまで作曲されたものか、あるいはインプロ中心なのか、ある意味現代の割とハードでファンク的なサウンドでもあり、このあたり敏感に反応する層は多いのでは。ミディアムだったりアップテンポだったりと、今のバンドとしてなかなか面白いサウンドを奏でています。
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