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2021/05/11

サーキュラス/チック・コリア

Chickcirculus チック・コリアのこのアルバム形態では世界初CD化の3枚目。これもサークルというグループなので、モロにフリー・ジャズです。当時のその中でもドラマ性がある程度あるので、個人的には好みなんですが、フリーが嫌いという方は一定数いらっしゃると思うので、やはりこれは聴く人を選ぶアルバムとしての紹介になるんだなあと思います。フリーとしても、当時のLP(録音後8年経っての発売らしいですけど)を聴いてみたことはないですけど、このCDの、特に打楽器パーカッション系の割と高い音についてはリアリティがあるなあ、と思いました。まあ、こういう世界もいいんじゃないとは思うし、貴重な演奏ではあるけど、最終的には個人の好みになるので、何とも言えませんけど...。

 

サーキュラス/チック・コリア(P、Prepared P、Vib、Per)(Blue Note)
Circulus/Chick Corea(P, Prepared P, Vib, Per)(Blue Note) - Recorded April 8, August 19 amd 21, 1970. Anthony Braxston(As, Ss, Fl, Cl, Contrabass Cl, Per on 2-5), Dave Holland(B, G, Per), Barry Altschul(Ds, Per) - 1. Drone 2. Quartet Piece No.1 3. Quartet Piece No.2 4. Quartet Piece No.3 5. Percussion Piece

全てフリー・ジャズによる即興演奏で、1曲目のみアンソニー・ブラクストンを除くトリオ、2曲目以降はクァルテットによるスタジオ録音。収録時間は74分で、1曲目が22分、5曲目が5分でそれ以外も12分から17分と長めの演奏になっています。当時多かったただドシャメシャにフリー・ジャズを演奏するというのとはある程度一線を画していて、どれなりにドラマ性というか聴かせどころのある演奏にもなっている気も。1曲目はドローンという名の通り出だしには持続音があって、その上を動き、だんだん自由に爆発していくという構図。その後はとってつけたようなタイトルで長尺の演奏が続きますが、それぞれに曲のドラマはあって興味深い。5曲目は主にパーカッションに持ち替えての演奏。フリー・ジャズではあるので、ご注意。(21年5月5日発売)

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コメント

KUDOさま、こんばんわ。
学生時代、印象的な黄色の2枚組のLPジャケットのライブ盤「サークル・パリ・コンサート」は分からないながらもよく聴いてました。「ネフェルティティ」がチックのソロから始まって加速度的に怒涛のフリーに進んでいくところが、いつもゾクゾクさせられました。
この初CD化されたものは、スタジオ音源なんですか?

>zawinulさん

おはようございます。

これは貴重なスタジオ録音です。ライナーを読むと、当時はチックはこのことを失念していたらしく、スタジオ録音はない、と言っていたらしいです。それを後年にマイケル・カスクーナに録音テープを発見されてレコード化、といういきさつのようでした。

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