Entendre/Nik Bartsch
ECMの新譜が、また昨日到着しました。本当は28日から更新再開予定だったんですが、葬儀の予定が斎場が詰まっていて少し先になっていることや、自分の予定が変更になったりして時間が空いてしまったので、予定を変更、前倒してCDを聴くことになりました。さて、ニック・ベルチュのアルバム、今まではグループ名義で出ていたのですけど、今回はコロナ禍もあって、ソロ・ピアノでのアルバムになってます。ミニマルな要素が濃いので、聴く前はソロだと少し心配だったのですが、それは杞憂でした。でも、やはりそれほど難解ではないにせよ、聴く人を選ぶアルバムにはなるだろうな、とは思います。たまにはこういうアルバムがあってもいいのではないかと。
Entendre/Nik Bartsch(P)(ECM 2703)(輸入盤) - Recorded September 2020. - 1. Module 58_12 2. Modul 55 3. Modul 26 4. Modul 13 5. Modul 5 6. Deja-vu, Vienna
(21/03/25)全曲Nik Bartschの作曲。収録時間は53分。今までRonin、Mobileなどのグループ名義でしたが、今回がECM初のソロ・ピアノ集。ここでも基本はミニマル系の伴奏に、いつもよりはメロディが少し多めに絡むかな、という感じで、これまた脳を多少トランス状態に持って行くにはいい感じ。再演曲もあるようですが、Modulは曲名というよりはテンプレートのようで、そこから発展して新しい曲にもなりうるとのこと。彼がやっている武道との関連もありそうです。一聴して分かりますが、やはり独特なピアノです。一歩間違うと退屈なピアノになりかねないだけに、彼の集中力がなかなか見事に作用しています。2曲目は間が多く、少しアプローチが違う感じで、日本的な情緒もほんの少し感じさせます。時には奇数拍子の曲も。
« Hosokawa/Mozart/Momo Kodama/Seiji Ozawa/Mito Chamber Orchestra | トップページ | ラスト・ソロ~花道/菊地雅章 »
「音楽」カテゴリの記事
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Keel Road/Danish String Quartet(2024.09.03)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
「ECMレーベル」カテゴリの記事
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Keel Road/Danish String Quartet(2024.09.03)
- ECMとCriss Crossについてはまとめをしなければなんだけど(2024.08.14)
- Live In Munich/Jordina Milla & Barry Guy(2024.07.23)
- Outpost Of Dreams/Norma Winstone/Kit Downes(2024.07.22)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
- パープル/ミロスラフ・ヴィトウス(2024.08.18)
「ECM2702-2750番」カテゴリの記事
- Delian Quartett/Claudia Barainsky/Im Wachen Traume(2024.07.20)
- Gidon Kremer/Songs Of Fate/Kremerata Baltica/Vida Mikneviciute(2024.02.04)
- Thomas Larcher/The Living Mountain(2023.11.20)
- Vagabond/Dominic Miller(2023.05.16)
- It's Always Now/Ralph Alessi Quartet(2023.03.23)
« Hosokawa/Mozart/Momo Kodama/Seiji Ozawa/Mito Chamber Orchestra | トップページ | ラスト・ソロ~花道/菊地雅章 »
コメント