ECMのBOX化からストリーミングへの流れ
ECMで再発BOXが出た最初が’08年の「セッティング・スタンダーズ~NYセッションズ/キース・ジャレット・トリオ」(ECM2030-32)でした。実はこの時の国内盤で当初発売前後にすぐ回収された、オビに192k/24bitのリマスターの文字が書かれているプリントミス版をなぜか持っています。実際は当時はこれ、リマスターをやってなかったらしいんですが。それ以前にも、単発では番号を変えて再発、というのはいくつかあったのですけど。BOXで何枚かをまとめて、あるいは未CD化作をCD化して、または内容を完全化して出すということもその後やってますよね。けっこうな数が出ました。このあたり、「ECMとしてのBOXものの発売と、その完全化への経歴」というところに書いてありますが、その集大成として、’18年に「The Art Ensemble Of Chicago And Associated Ensembles」(ECM 2630)という21枚組BOXが出ていて、その後BOXものは出ていません。ここで方針変更というところなのかな。
’17年の11月にECMはストリーミング配信をはじめます。これはけっこう反響を呼びましたですね。その後’19年7月から8月にかけて、JAPOレーベルを含み未CD化作を40作、CD化されないままにストリーミング配信が順次されて行きました。これは「ECMとJAPOレーベルの未CD化作のストリーミング配信情報」というところに書いてありますが、これでLPでしか聴けない音源は残り10数枚というところまで来ています。ゆくゆくは全部ストリーミングで全部聴けるようになるのが希望なんですけど、あれから2年、まだまだ道のりは遠そうです。
というわけで、私の場合、コレクターで、批評家的要素はほとんどないですね(笑)。
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