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2021年2月の記事

2021/02/28

表参道の月光茶房、昨日(2月27日)閉店される

10gekkou 151111gekko1 昨夜、表参道の月光茶房が、営業時間が終わった後に閉店の告知を出されました。店主の原田さんはこのところ体調がきつかったらしく、お店を閉める前に告知すると人が集まり大変だと思い、閉店後の告知になったそうです。ひっそりと、閉店されました。事前に分かっていたら私も訪問していたかも、と思います。

とは言うものの、私も何度かくらいしか行ったことがなく、そんなに書けることもないのですが、原田さんとはECMを通じてのお知り合い、ということになります。「ECM Caltalog」の初版の作成に原田さんは関わっていて、その前に簡単な資料の受け渡しに行ったことと、’15年に1回訪問して、CDやLPを保管している喫茶店の隣の「ビブリオテカ・ムタツミンダ(ECMライブラリー)」の部屋をじっくり拝見させていただいたことがあります。その時だったか、別の時だったか、原田さんがお知り合いに頼んでわざわざ取り寄せてもらった「Re: Seoul」というECMの韓国だけで発売されたCDを受け取りに行ったりと、少ない訪問回数の中での思い出は大きかったですね。もちろんお店のコーヒーその他は本格的で、お店の調度も雰囲気がいいし、かかる音楽もセンス抜群で、店主さんの雰囲気がなかなか良くて、それがこのお店のファンを多くした理由だと思いました。

ある時期よりECMを集めることに関しては月光茶房を意識して、目標のような感じで自分の中ではありました。まだあと5枚、聴いていない音源がありますけど、あとはゆっくりとやることにします。原田さん自身はECMもBlue Noteも同じように好きで、実はコアとなる音楽は別のところにあると書かれていましたけど。閉店後の告知の仕方も雰囲気もスマートで、原田さんらしくていいなあ、と思いました。今までお疲れ様でした。まずはゆっくりと休んで、今後はプライベートで音楽にコーヒーに、と楽しんでください。

(注)写真は左が10年以上前のもの、右が5年ほど前のもので、今とは建物の外観の色など変わっているかもしれません。

(7月24日追記)7-8月ごろから、不定期に(1週間に1度あるかないかぐらい)喫茶店を復活させてらっしゃるようです。ただし、あくまでも不定期なので、開いている日は分かりませんけど。

2021/02/27

再びオーディオで聴いた音の話(静かなアルバムから語りかけるもの)

実は、ある程度のオーディオがあれば、音的には耳補正も効くし、アルバムコメントを書くのにも、影響は全然ないとつい最近まで考えていたんですね。音質等音の中身にまで言及しなければ。私のアルバムコメントの長さでは、音質が変わったところで書くスペースがなくてあまり意味はないですし。ただ、ここ数年、長男がオーディオの趣味を持っていて、学生時代から家を出た後も時々来ては調整しています。必然的に私の聴けるオーディオ環境の選択肢も増えたし、音自体も良くなってます。

最近ではAmazon Music HDで近年のECMに関してハイレゾ再生を直接オーディオで聴けることもあるし、ある日割と大音量で静かな曲をかけていたんです。そうしたら、音の情報量というか、質というか、そういうものが格段と上がった感じで。普通にジャズをかけていると、音数が多く賑やかな曲もあるので、音量を大きくしてもあまり印象に変化はないのですが、ECMのように静かな場面が多いジャズで、何気なく打ち出すドラムスのドゥンという単発の音が、かなり低い音域まで抱合されていて、それだけで心に響いてきます。けっこうな低音域ですがスピーカーが、特にサブウーファーがなくてもスーパースワンでも出てます。ドラムスに限らずなんですが、音の情報量がかなり繊細なところまで耳に入ってくるんですね。スペースが広いと、その分楽しむことができますし。なるほどこれがECMのある種の魅力なのか、とも思いました。ツイッターで音質に関しても含めて発信されている方もいるので、参考にもなりますし。私のアルバムコメント上には出てこないけれど、そういう聴き方があったか、とここ数日は、そのような静かなアルバムを多くかけて、心地よさを味わっています。

前にも書いたように、ジャズに関するブロガーで高級オーディオを持っている人の割合ってそんなに多くないですし、ポータブルで電車の中で聴いていても、書ける人は書けるんです。でも自分で楽しむのなら、しばらく次の新譜が出るまで間があるので、新しい聴き方で楽しんでしまおう、と思いました。オーディオファンの中にはジャンル問わず音の良いアルバムだけを集めている、という方もいるようですけれど、何となく分かるような気がしてます。ECMの新しい魅力に気が付いたのは「Streams/Jakob Bro」(ECM 2499)で、トーマス・モーガンとジョーイ・バロンのトリオのアルバムでした。まあ、このあたりエンジニアや演奏者にもよるので、印象の濃淡はありますけど、今まで地味なアルバムの印象が、何度も聴きたくなるアルバムに変わることもあります。しばらく続けたくなる魔力です。

でも、どうしてもドラムスに多く耳が行ってしまうのは、自分自身、28歳ぐらいまでとここ5-6年間、アマチュアとしてエレキベースを弾いていたことと関係あるのかもしれないです。

2021/02/26

The DeJohnette Complex/Jack DeJonette

Jackcomplex ふとディスクユニオンの中古盤のサイトを覗いていたら、このアルバムを発見。値段も送料を考えても手ごろだったので、購入してしまいました。実はこのジャック・ディジョネットの初リーダー作、持っていなかったんですよね。彼を知るにはこれを聴かずして、と思ってはいたんですけど、ズルズルと今になってしまいました。確かにここですでにいろいろ詰まっていますし。ストリーミングでも聴けるんだけど、やっぱりこういうCDは持っていたいですね。’91年のリマスター盤ですが、それでもちょっと低音が不足するとか、まあ、当時の録音ではやむを得なかったけど、それは脳内変換でけっこう楽しめました。今日は夕方の予定が無くなって、割とすぐに聴けました。

 

The DeJohnette Complex/Jack DeJonette(Ds, Melodica)(Milestone)(輸入盤・中古) - Recorded December 26 and 27, 1968. Bennie Maupin(Ts, Wood Fl, Fl), Stanley Cowell(P, Key), Miroslav Vitous(B on 1-2, 4-5, 8), Eddie Gomez(B on 3, 6-7), Roy Haynes(Ds on 1, 3, 6, and Per) - 1. Equipoise 2. The Major General 3. Miles' Mode 4. Requiem Number 1 5. Mirror Image 6. Papa-Daddy And Me 7. Brown Warm And Wintry 8. Requiem Number 2

(21/02/26)ジャック・ディジョネットの初リーダー作。1曲目がスタンリー・カウエル作、3曲目がジョン・コルトレーン作、5曲目がミロスラフ・ヴィトウス作(ベースがやたら目立つ)で、他は全曲彼の作曲。1曲目はエレクトリック・ピアノを使い、8ビート的なサウンドなので、’68年当時としては新しかったのでは。楽しめる雰囲気の曲も。曲によってはドラムスをロイ・ヘインズに任せて、自身はメロディカを弾いている曲もあるので、これも後年ピアノを弾くことが多かったことへの伏線。でも2-3曲目はかなりアップテンポの4ビートでハードな展開を示していて、4、8曲目の小品を含め、あらゆることを詰め込んだファーストアルバムと思えます。それにしても名のあるメンバーが集まっています。6曲目のメロディカもなかなか楽しそう。

2021/02/23

Uma Elmo/Jakob Bro/Arve Henriksen/Jorge Rossy

2702 ECMの2枚目を聴いて、一段落。ヤコブ・ブロのECMでは5枚目のリーダー作だそうです。やはりいかにもECMらしい空間表現で、マンフレート・アイヒャーのプロデュースのもと、彼の好みのサウンドに仕上がっているような感じですけど、これがまた他ではあまり聴くことがないので、なかなかいい。その代わり聴く人によって好みは出てくるかと思います。エンジニアはステファノ・アメリオなんですね。それにしても、これで61分の長さなのですが、聴いていて心が落ち着くのはやはり好みなのかな、と思わせます。トランペットも独特な風合いの音。やはり1曲目がいちばんドラマチックだったかな。こっち方面が好きな方はぜひ。

 

Uma Elmo/Jakob Bro(G)/Arve Henriksen(Tp, Piccolo Tp)/Jorge Rossy(Ds)(ECM 2702)(輸入盤) - Recorded August/September 2020. - 1. Reconstruction A Dream 2. To Stanko 3. Beautiful Day 4. Morning Song 5. Housework 6. Music For Black Pigeons 7. Sound Flower 8. Slaraffenland 9. Morning Song (Var.)

(21/02/23)全曲ヤコブ・ブロの作曲。収録時間は61分。デンマーク、ノルウェー、スペインのトリオ。そのサウンドは、かなり空間的な曲が続き、ベースレスでも十分にその表現ができることを証明している1枚。その叙情的なサウンドの中でややほの暗い空間はゆらゆらと動いて、少しずつ表情を変えて行きます。そしてそのまま情念的なサウンドに向かっていくこともあって、気が付いたら盛り上がっていたということも。特に1曲目にその流れを感じます。2曲目はトーマス・スタンコに、6曲目はリー・コニッツに捧げられています。曲によっては静かなまま進んでいくけど、時にややシリアスな展開になったりして、そのあたりはECMということで、好みはあろうかと思います。ホルヘ・ロッシィもこういう演奏ができるんだと改めて納得。

2021/02/22

Hallgato/Ferenc Snetberger(G)/Keller Quartett

2653 ECMからまた新譜が2枚届いたので聴いていきます。今日はFerenc SnetbergerとKeller Quartettのコンサート録音。両方出ている時もあれば、12曲目はギター・ソロ、ショスタコーヴィチとバーバーの曲はストリングスのみという編成での演奏ですが、うまくコンサートとして楽しめる構成になっています。ギタリストは過去に2枚ECMの方からアルバムを出してますけど、過去作品もあまりジャズという感じではなかったですし。New Seriesでもうまくマッチするので、このようなボーダーレスややクラシック寄り(だいぶかな?)の演奏でも別に違和感を感じません。印象的なコンサートになったことは確かだと思います。しかし、本文だけだと内容を書ききれなくなってきたな。

 

Hallgato/Ferenc Snetberger(G)/Keller Quartett(ECM New Series 2653)(輸入盤) - Recorded December 2018. Keller Quartett: Andras Keller(Vln), Zsofia Kornyei(Vln), Gabor Homoki(Viola), Laszlo Fenyo(Cello) - Gyula Lazar(B) - Ferenc Snetberger: 1-3. Concerto For Guitar And Orchestra "In Memory Of My People" Dmitri Shostakovich: 4-8. String Quartet No.8 In C Minor John Dowland: 9. I Saw My Lady Weep 10. Flow, My Tears Samuel Barber: 11. Adagio For Strings Ferenc Snetberger: 12. Your Smile 13. Rhapsody No.1 For Guitar And Orchestra

(21/02/22)コンサートの録音。奏者はいずれもハンガリー出身で、Ferenc Snetbergerの曲を前後にはさんで、20世紀のロシアの作曲家ドミートリイ・ショスタコーヴィチ、イングランドの16-17世紀の作曲家、ジョン・ダウランド、20世紀の米国の作曲家サミュエル・バーバーと幅広い選曲。収録時間は66分。作曲もできる主役のギタリストに耳が行きます。彼の曲は哀愁度が高いのです。ギターのみ、あるいはストリングスのみの場面も。

2021/02/21

ECMのBOX化からストリーミングへの流れ

ECMで再発BOXが出た最初が’08年の「セッティング・スタンダーズ~NYセッションズ/キース・ジャレット・トリオ」(ECM2030-32)でした。実はこの時の国内盤で当初発売前後にすぐ回収された、オビに192k/24bitのリマスターの文字が書かれているプリントミス版をなぜか持っています。実際は当時はこれ、リマスターをやってなかったらしいんですが。それ以前にも、単発では番号を変えて再発、というのはいくつかあったのですけど。BOXで何枚かをまとめて、あるいは未CD化作をCD化して、または内容を完全化して出すということもその後やってますよね。けっこうな数が出ました。このあたり、「ECMとしてのBOXものの発売と、その完全化への経歴」というところに書いてありますが、その集大成として、’18年に「The Art Ensemble Of Chicago And Associated Ensembles」(ECM 2630)という21枚組BOXが出ていて、その後BOXものは出ていません。

そこで気になるのが今での欠番で3-4枚まとまっているところ。2595-97、2634-37とあります。全部ではないにしても、BOX化として計画されていて、中止になったのでは、と思わせるような番号の空き方ですね。年代的にも’16年より後のあたり。たぶんストリーミング化とこの計画変更とは連動しているのでは、と思わせます。何がBOX化されようとしていたのかは気になるところ。

’17年の11月にECMはストリーミング配信をはじめます。これはけっこう反響を呼びましたですね。その後’19年7月から8月にかけて、JAPOレーベルを含み未CD化作を40作、CD化されないままにストリーミング配信が順次されて行きました。これは「ECMとJAPOレーベルの未CD化作のストリーミング配信情報」というところに書いてありますが、これでLPでしか聴けない音源は残り10数枚というところまで来ています。ゆくゆくは全部ストリーミングで全部聴けるようになるのが希望なんですけど、あれから2年、まだまだ道のりは遠そうです。

というわけで、私の場合、コレクターで、批評家的要素はほとんどないですね(笑)。

2021/02/20

Delphi 3/Chick Corea

Chickdelphi3 チック・コリアの「Delphi」3部作の3枚目。今回国内盤で入手できたのは、結果として良かったのですが、輸入盤だと「2&3」の2枚組になっている模様。それにしても、特に2と3は今となっては入手しづらいですね。たまたまあったので、少々高かったけど、手を出してしまったという感じです。ここでは、やはり印象に残るのは邦題のタイトル曲で、演奏時間は長いです。逆に言うと他は組曲の小品ばかりということになっていて、これもなかなかいいのだけど、そのあたり興味がどうあるか、ということになるかと思います。全3作聴いてみて、やはりCDで1組にして(CDだと2枚組になるかも)出してほしいなあ、と思いました。事情が事情なだけに、難しいかな?

 

Delphi 3/Chick Corea(P)(Polydor)(LPのみ) - Recordeed October 26 & 27, 1978. - 1. Mime I 2. Mime II 3. Ballet I 4. Ballet II 5. Ballet III 6. Ballet IV 7. Ballet V 8. Ballet VI 9. Ballet VII 10. Ballet VIII 11. Ballet IX 12. Ballet X 13. Ballet xi 14. Ballet XII 15. Poem I (Home) 16. Concerto Flamenco 17. Poem II (Liana) 18. Poem III (Thaddeus) 19. Poem VI (Remember The Hearts) 20. Poem V (Remember The Hearts)

(21/02/17)邦題「コンチェルト・フラメンコ」。全曲チック・コリアの即興演奏で、その3枚目の完結編。ここでは「マイム」「バレー」「ポエム」と小編がほとんどを占めますが邦題のタイトル曲は11分もあって、なかなかドラマチックな感じ。この中で「バレー」は曲数も多い代わりに各曲の時間が短め。うまくCD再発されれば、チックのピアノ集としてもっと認知されていたかもしれない内容であることは確か。曲名は後からつけられたものと思いますが、うまく曲調に合わせた感じで、特に「ポエム」の副題が興味深いです。フォークっぽいサウンド。それでもその内容を、ある時は真剣に、ある時は流しながら聴けるというのは、このアルバムの特徴かと思うけど、タイトルで分けていて、その中でもドラマを感じることができるし、通しても同じ。

2021/02/19

Delphi 2/Chick Corea

Chickdelphi2 チック・コリアの「Delphi」シリーズ2日目。一気に録音していっただけに全3枚の違いというのは説明するのが難しいですけど、通して聴いても、単独で聴いても楽しめるようになっていると思います。まあ、チックらしいクラシック的なピアノではありますけれども。1曲分ある長さのタイトル付きの曲から、短めの同一タイトルの連作でも、とにかく引き出しが多いなあ、というのが感想です。もっと長くソロをやっても、まだまだ出てきそうな。流れに沿って雰囲気に任せて変わっていくようなキース・ジャレットとはまた違い、カチッとした印象はありますね。2と3は、LPでも1年前に発売した1より少ないのはプレスで調整したのでしょうか。2と3は’80年発売。

 

Delphi 2/Chick Corea(P)(Polydor)(LPのみ) - Recordeed October 26 & 27, 1978. - 1. New World I 2, New World II 3. New World III 4. New World IV 5. New World V 6. New World VI 7. Sad Song 8. Samba 9. North Brazil 10. Mountain Top 11. Voices 12. Spirits 13. Waltz For My Folks 14. Unicorns I 15. Unicorns II

(21/02/17)邦題「ノース・ブラジル」。全曲チック・コリアの即興演奏で演奏された順番に録音されたものだという。クラシック的な音使いの、シリーズでの小品が多いけれど、ここでは「ニュー・ワールド」6曲と「ユニコーンズ」2曲がそれにあたるけど、単独の曲名が入ったものは2-9分と比較的長めの演奏。なぜこれらのアルバムがCD化されていないのか不思議なくらい、他のピアノ・ソロとの差がない。ただセールス的には1が多く出回って2-3(輸入盤では2枚組になっている)が少なめなのと何か関係があるかもしれないです。録音もピアノもいい環境下で行われた録音が、またいい感じです。彼のクリアな演奏が心地よい。長い曲はなかなかにドラマチックで、単独でも3枚組でも楽しめるようになってます。CD化は無理かな。

2021/02/18

Delphi 1/Chick Corea

Chickdelphi1 チック・コリアのCD化されない3部作のリーダー作をLPで集めてみました。1枚目のライナーはチック・コリア本人の文章で日本語翻訳でしたが、サイエントロジーの学校での録音ということでした。最初の組曲「Delphi」はその校歌と変奏曲。宗教色が強いということで、内容はいいのに今までCD化されなかった、という大人の事情があるようです。まあ、言葉で説得されないので、そういうことは関係なく音楽を聴きたい(ハービー・ハンコックにも言えることですが)ということでいいんじゃないでしょうか、と思うのですけど。ただCD2枚組くらいで単発で出すのはいいけど、当時国内ではLP3分割で発表は少々重かったのでは、と思います。1が多く流通しているようです。

 

Delphi 1/Chick Corea(P)(Polydor)(LPのみ) - Recordeed October 26 & 27, 1978. - 1. Delphi I 2. Delphi II 3. Delphi III 4. Delphi IV 5. Delphi V 6. Delphi VI 7. Delphi VII 8. Delphi VIII 9. CHildren's Song #20 10. Stride Time I 11. Stride Time II (Soft Stride) 12. Stride Time III (Soft Stride) 13. Stride Time IV (Stride Bop) 14. Stride Time V (Stride Bop) 15. Stride Time VI (Stride Out) 16. Stride Time VII (Rhapsody For Mr. T)

(21/02/18)邦題「デルファイ Vol.1」で全曲チック・コリアの即興演奏。これだけ’79年の発売。このアルバムのチック本人のライナーで、サイエントロジストの学校、とあるのが、もしかしてCD化されなかった原因なのかもしれない。ただ、音楽そのものを聴いていると、そんなことは関係なく、CD化されてもいいアルバムではないかな、と思えます。ここでの曲はチルドレンズ・ソングス#20とストライド・タイムの曲を除いては(つまり「デルファイ」)短編なのですが、いい塩梅に混ざり合っていて、1枚のLPとして聴いても、3枚組として聴いてもいいような作りにはなっていると思います。1曲目はデルファイの校歌ということで、あとはその変奏曲ということが分かりました。ストライド・タイムの方はけっこう彼にしてはゴキゲンなサウンドか。

2021/02/13

チック・コリアが亡くなる

つい最近まで元気で活動をやっていたチック・コリアが2月9日、亡くなりました。R.I.P. 私がホームページ(チック・コリアの特集にリンクしました)をはじめた’97年当時は、主に’70年代以降のジャズを中心に取り上げたため、多くのミュージシャンが現役で活動してました。まだ中堅(それでも抜きんでていましたけど)のミュージシャンが多かったように思います。それでも私自身が今年で還暦になるので、多くのミュージシャンが高齢になって亡くなっていくのは残念なことでもあります。録音月日がはっきりしている最新のリーダー作は「Live/Chick Corea(P) Akoustic Band」(Stretch) - Recorded January 13, 2018. で、リリースが新しいものは’20年の「Plays/Chick Corea(P)」(Concord Jazz)とかなり新しい。’60年代にデビューしてから、本当にいろいろな方向性で音楽の楽しさを教えてくれました。まだ一部のリーダー作が未CD化で聴けてないですけど。がんだということですが本当に急だったんですね。

ホームページで特集を組んで亡くなったミュージシャンは以下の通りです。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

チック・コリア(1941年6月12日-2021年2月9日)

ゲイリー・ピーコック(1935年5月12日-2020年9月4日)
ライル・メイズ(1953年11月27日-2020年2月10日)
ジョン・アバークロンビー(1944年12月16日-2017年8月22日)
ジェリ・アレン(1957年6月12日-2017年6月27日)
アラン・ホールズワース(1946年8月6日-2017年4月16日)
ポール・ブレイ(1932年11月10日-2016年1月3日)
ルー・ソロフ(1944年2月20日-2015年3月8日)
チャーリー・ヘイデン(1937年8月6日-2014年7月11日)
ポール・モチアン(1931年3月25日-2011年11月22日)
マイケル・ブレッカー(1949年3月29日-2007年1月13日)
トニー・ウィリアムス(1945年12月12日-1997年2月23日)
ジャコ・パストリアス(1951年12月1日-1987年9月21日)
ビル・エヴァンス(1929年8月16日-1980年9月15日)

2021/02/11

ヤマハAVアンプ RX-A3080 で7.2.4ch再生を目指す

201220amp_20210211115301 210113cable_20210211115301 210116speaker_20210211115301 昨年9月にヤマハのAVアンプRX-A3080を購入して、その時は7.1.2ch再生はできていました。これは前のAVアンプDSP-AX2700と同じ使い方だったんですよね。私はそれで満足でしたけど、長男はRX-A3080で、最大限音を引き出してみたかった様子。それで、リア・プレゼンス・スピーカーを12月までに自作、またTEACのパワーアンプAP-505-Bを不足する2チャンネル分に(フロントスピーカー用として)加えてみたのでした。そうしたら、今年1月にたまたまフォステクスのサブウーファーCW250Aがオークションに出ていて、2台目買っちゃおうか、と長男が見事落札してしまいました。同じ機種の2台目の所有になります。ちなみにアンプ2台は2人で折半して購入しました。

さて、いよいよ7.2.4chというところにチャレンジ。とは言うものの、2台目のサブウーファーを左側に設置(右側はすでにある)し、調整をするだけで使えるようにはなりました。それと1月に届いた、アンプ同士をつなげるバランスケーブル、これもつけなければなりませんでした。まあ、残りの作業はそんなに時間のかかるものではありません。それを今日の夕方にやったというわけ。

AVアンプ1台購入すると、だんだんあとから欲しいものが出てきて、結果、こんなになってきてしまいましたが、テストは良好でした。特に映画のモードはなかなか迫力がありますね。私が音楽を聴く方だけで使っている分には2台のサブウーファーは必要ないので、今年に入ってからのそのままの使い方で大丈夫です。バランスケーブルに取り換えたけど、これは長男は、中域が広がって低音が出るようになったということで、そのままバランスケーブルのままで行きます。(ここまでも今まで書いてきたことのまとめのようになります。)

とりあえず私の方はこれで一段落ですけど、長男は自作スピーカーを作り変えたいと言っているので、まあ、それが彼の趣味なんだから、ずっと続くのではと予想させます。早くお金を貯めて、防音室付きの自分の家を建ててほしいと思います。その時は我が家からごっそりとオーディオを持って行くんだろうなあ、と思いますけど。

2021/02/08

Mike Melillo In Free Association In Concert Spring 1974

Mikeinconcert 今日のアルバムは新譜(’74年録音ではありますが)なんだけどまだ入手はしづらいかもしれません。ただ、ストリーミングには上がっているようなので聴ける方はどうぞ。’70年代アメリカでの録音というのが懐かしいですね。当時は多くのジャズミュージシャンがヨーロッパへ行った時代でもあります。それをイタリアのレーベルでの発売。Steeple Chaseとか、いくつか当時の録音を発売していたレーベルがありますが、そのような香りを持った演奏というべきなのかどうか。音質的にはやはり当時のライヴ録音という感じがしますけど、メロディアスな演奏とか、72分間、’70年代のジャズを楽しめたという感じです。

 

Mike Melillo(P) In Free Association In Concert Spring 1974(Notami Jazz)(輸入盤)- Recorded Spring 1974. Roy Cumming(B), Glenn Davis(Ds), Harry Leahey(G) - 1. Criss Cross 2. See Hunt And Liddy 3. Mimi 4. A Little Peace 5. What'll I Do 6. Fool James

(21/02/07)1曲目がセロニアス・モンク作、3、5曲目がスタンダードで他はMike Melilloの作曲。レーベルはイタリアだけどアメリカ人でアメリカのラジオ局のライヴ・コンサートの収録。曲調としてはオーソドックスな4ビートジャズだけど、フロントがピアノとギターとで相性が良く、収録時間72分を楽しく聴くことができます。聴いているとギターが目立っているかな。70年代でもあまり記録されてなかっただけで、堂々とした正統派ジャズはアメリカにもあったんですね。しかもあまり’60年代を引きずらず、聴いてみると’70年代のジャズを演奏しています。演奏としてはメロディアスか。写真では全員白人ですが、ジャズはジャズ。ジャズスピリットは良いものを持っていると思います。じっくりと聴けました。ジャズメンとの競演歴もなかなか。

2021/02/06

Nightwatch/Kenny Loggins

Kennynightw_20210206235901 実は昨年の10月にCDが見つからないままブログを書いたのだけど、今日、偶然にCD棚からランダムに並んでいたのを発見。そしてケニー・ロギンズの手直しをしようと思ってCDをかけたら記憶と違う曲が出てきて、間違えた記憶を頼りに書いたのかと思って該当ページを削除してしまいました。結果、彼のファーストの「Celebrate Me Home」(こちらはフィル・ラモーンとボブ・ジェームスのプロデュース)とケースの中のCD自体が入れ違って入っていただけということが分かり、削除してしまったことを猛省しました。また書き直しです。前の文章も悪くなかったとは思うのだけど、同じように書けないのが悔しい。

 

Nightwatch/Kenny Loggins(Vo)(Sony Records) - Released 1978. - 1. Nightwatch 2. Easy Driver 3. Down'n Dirty 4. Down In The Boondockes 5. Whenever I Call You "Friend" 6. Wait A Little White 7. What A Fool Believes 8. Somebody Knows 9. Angelique

何と言っても、数少ないロック・ポップス畑でのボブ・ジェームスの単独プロデュース。ストリングスアレンジもやってますが、特に彼らしい曲はプログレ風でもある1曲目のタイトル曲がボブらしいアレンジでの仕上がりで、この1曲でやられてしまいました。あとは9曲目もなかなか渋い。この2曲はフレットレス・ベースを使っていますね。他の曲はロックロックした曲が多いですがメロウな曲もあったり、共演者や作曲者なども有名な曲も多く、アルバムとしてもまあ、1曲目だけ浮いてしまっているような気もしますけど、けっこう売れたのでは、と想像できます。基本的にはロギンズのバックのバンドの顔ぶれでの録音らしいです。

特にジャズのブログだからかもしれませんけど、ボブ・ジェームス視点でこのアルバムを聴いてみるのもいいかと思います。今聴き返してもなかなかいいアルバムなんじゃないかと思います。

2021/02/05

フォステクスのサブウーファーCW250A(1台目の方)修理から戻ってくる

210205speaker 先日、長男がフォステクスのサブウーファーCW250Aの2台目の方を落札して家に届いたことを書きました。そのスピーカーの動作チェックをすると間もなく、その届いた箱に入れて以前に新品で購入した1台目の方のCW250Aを修理に出しました。とは言うものの、彼は1月上旬以降帰ってきていないので2台目が届いてチェックして、また1台目の方を梱包して修理に出すのは私の役目。メーカーへのコンタクトやら資金調達は長男の役目(またいくらか出してくれ、と言ってくるかは分からないけど)、と、ネットでの通信が楽になっている時代だからできるんですよね、こういうこと。

修理に出した原因は、音が出ないことがあるとのことでしたけど、メーカーに送ったら現象が再現せず、というよくあるパターンになってしまったようで、音が出なくなった原因となりそうなヴォリュームとか回路とか(アクティヴスピーカーなので)を予防交換の依頼をした、と言っていました。それが今日届いたというわけ。送った箱で届きましたが、さすがメーカー、梱包の仕方はオークションで送ってきたところよりしっかりしていました。今日は比較的忙しいので、昼休みの時間を使って、前回やったように、サブウーファー端子につないで音出し、スピーカーケーブルをスピーカー端子につないで音出しをして問題ないことを確認。後の細かい設置や調整は、いつになるか分からないけど長男が帰ってきたらやってもらうことになります。私自身はジャズやフュージョン系の音楽を聴くときは、サブウーファーは使ってないですし。

しかし、小さいサブウーファー2台なら分かるけど、大きいサブウーファー2台だと、必要以上に音を大きくすると家が揺れるな。ただ、やたら出すものではなくて、両側においてバランス良く鳴らせば、以前は気になっていたという低音の定位が(右端に置いていたため)中央にきれいに収まるとのことで、どうなっていくのか楽しみです。低音には定位がないというけど、気になる人もいるということで。だんだんここもジャズのブログではなくてオーディオのブログになってきたりして。ネタがいくらでも出てきそうです。ただ私が少し難聴気味なので、細かい音の変化までは長男がいないと表現できないということはありますけれども。

(追記2月23日)結局、長男がオクで落とした方のサブウーファー(2台目)も修理に出して完了。前回3週間かかったのに、今回はほぼ1週間。送る時、ヤマトではスピーカーに対する念押しがすごい。なのでメーカーが送り返すときは佐川を使う。ボリュームにガリが出ていた(その他)とのことですが、確かに滑らかになって戻ってきました。オクで中古品を買う時はある程度目利きがないと、ベストの状態で聴けないということも。

2021/02/04

(過去記事)1999年の私的ジャズベスト3

Cassatravel Smappies2 Jasonhuman なぜか’00年と’01年は投稿をしていなかったようなのですが、’99年のはありました。それを転載させていただきます。まあ、けっこう昔のことなので、また忙しさに紛れてこういうところはありますね。はっきり自分で特集的にやっていこうと思ったのは、’06年の頃だったかと推測されますので。もっとホームページ初期から(’97年くらい)こういうことをやっても面白かったかなあ、なんてことを今になって思います。

 

1.「トラヴェリング・マイルス」/カサンドラ・ウイルソン(Vo)(Blue Note)

 

2.「スマッピーズ2」(Victor)

 

3.「ヒューマン・モーション」/ジェイソン・モラン(P)(Blue Note)

 

1、ヴォーカルもの。聴いて、一発ぶん殴られたぐらいにガツン、ときてしまったアルバム。そのアクの強さはただ者ではないが、ジャズの地平も広がった。ギターのマーヴィン・スーゥエルにも注目。

 

2、インストルメンタルによるSMAP集。アメリカの有名なミュージシャンが、これでもかと参加しまくる物量作戦に脱帽。私の今年のフュージョンのベストでもあります。マイケル・ブレッカー、ケニー・ギャレット、ビル・エヴァンス、グローヴァー・ワシントン・Jr、フィル・ウッズ、アルトゥーロ・サンドバル、オマー・ハキム、ウィル・リー、ハイラム・ブロック、スティーヴ・ガッド、マンハッタン・トランスファー、アンソニー・ジャクソン、エディ・ゴメス、その他もろもろが参加。とても書ききれません。

 

3、ブラッド・メルドーとどちらにしようか迷いましたが、だいぶ前に彼をイチ押しのピアニストと明言してしまったので、今回のイチ押しピアニストは新人に軍配をあげます。非常に個性が強いピアニストで、グレッグ・オズビーのバンドに参加しています。

2021/02/03

(過去記事)2002年私的ジャズベスト3

1800 Branfordfoot Dennisout 今年のアルバムで良かったものを拾い上げたら10枚ぐらいあったので、
  ベスト3に絞り込むのは難しいのですが、いちおうこんな感じです。

 

  (ピアノ・トリオ部門)
 1.オールウェイズ・レット・ミー・ゴー~ライヴ・イン・トーキョー/キース・ジャレット(P)・トリオ(ECM)
東京でのライヴで、素晴らしい即興演奏集の2枚組。フリーを毛嫌いする事なかれ。

 

(ジャズ部門)
2.フットステップス/ブランフォード・マルサリス(Sax)(Marsalis Music)
ソニー・ロリンズの「自由組曲」(2-5曲目で、これはピアノレス・トリオでの演奏)とジョン・コルトレーンの「至上の愛」(6-9曲目、これがクライマックス)という大作を両方ともフル・ヴァージョンでカヴァーしているところが目玉。正攻法で、ここまでよくやったという感じ。

 

(ハード・フュージョン部門)
3.アウトブレイク/デニス・チェンバース(Ds)(Victor)
ゴキゲンで出演ミュージシャンの豪華なファンクアルバム。参加メンバーのオリジナルが中心で、そこにジェームス・ブラウンの曲などがはさみこまれています。ベーシストの違いによるグルーヴ感の違いも面白いですが、カギはデニス・チェンバースの ヘヴィーなドラムスで、ドラム・ソロがあまりない割には圧倒的な存在感。

2021/02/02

(過去記事)2003年私的ジャズベスト3

1864 Michelbn Watanabemobop 実は’04年5月30日より前の記事(これから3回続く)は私のブログやホームページにはなく、先日So-netのホームページから移転されたばかりの「ドラさんのジャズ・コーナー」というところに投稿したものです。転載させていただきます。通常ならその時期のブログの日付にすべきでしょうが、ブログの始まりは’04年なので、さかのぼれず、とりあえずはここに。そしてこの時期のCDはゴチャゴチャに置いてあるためになかなか探せず、ジャケ写もあったら紹介ということで、すいません。また、ブログも年数が経ってきたので、新たに「上半期・年間ベスト」というカテゴリーを作りました。

 

910です。
 私の今年のベスト3を以下ご連絡します。時間の関係で、自分のHPからのコピペです。

 

(コンボ部門)

*エクステンデッド・プレイ~ライヴ・アット・バードランド/デイヴ・ホランド (B)・クインテット(ECM)

ロビン・ユーバンクス(Tb、Cowbell)、クリス・ポッター(Ss、Ts)、スティーヴ・ ネルソン(Vib、Marimba)、 ビリー・キルソン(Ds)とのクインテット。ライヴの2枚組。2、9曲目を除けばデイヴ・ホランドのオリジナル。以前のアルバムで既出の曲が7曲ありますが、曲の長さが10-20分と、 スタジオ録音のものよりだいぶ演奏時間が長く、ライヴならではの展開やそれぞれのソロを楽しめます。時にスゴい場面あり。楽器の編成から、ややまろやかなサウンドを想像しますが、そのエッセンスはけっこうトンガっていて、ジャズという土俵の中で現代的な音を発しています。変拍子やキメが随所にちりばめられているはずなのだけども、そういう分析的な聴き方をしなくても、非常に長時間の演奏にもかかわらず、飽きさせず聴かせてくれます。初出の5曲目はテーマが絡みつつ中間色的に盛り上がる曲、6曲目は渋めの滑らかな テーマを持ちこれまた盛り上がる17分台の曲。

 

(ピアノ・トリオ部門)

*ミシェル・カミロ(P)・ライヴ・アット・ブルーノート(Telarc)

チャールス・フローレス(B)、オラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデス(Ds)とのトリオによるライヴ。CD2枚組。ベースとドラムスはキューバ人で、ここではベースがアコースティックなのが特徴。ドラムスもスゴい。大半がオリジナルで、4、7、12、15曲目のような静かなバラードもありますが、けっこうノレる曲が多い です。再演曲は3、8(後半)-10、12、14、18曲目。14曲目「ホワイ・ノット」の再演がうれしい。5曲目の「テキーラ」はストレートに見せかけて8分の7拍子と変則的。とにかく彼らのラテン・ジャズをノッて楽しんでしまった方が得なのですが、サウンドは楽しいながらも現代的で複雑な部分も。6曲目のように鋭く切れ込んでくる曲もあります。8曲目の「ブルー・ボッサ」はソロ・ピアノで迫力。16曲目はテーマでキメが多し。17曲目もけっこうズッシリときます。18曲目はラ ストにふさわしい12分台の盛り上がる曲。

 

(ハード・フュージョン部門)

*Mo'Bop/渡辺香津美(G)(ewe)

リチャード・ボナ(B)、オラシオ・”エルネグロ”・エルナンデス(Ds)とのトリオ。全10曲中7曲が渡辺香津美のオリジナル。キメは決まりまくるし、抑え気味のところも、爆発的な全開のところもけっこう楽しめます。そして随所に印象的なメロディが。ほんのりとした国際色が独特なサウンドに仕上がっています。タイトル曲の1曲目はミディアムテンポのゆったりと構えたファンクですが、実はここが導入部 で、
 ここだけでもけっこう満腹感が味わえます。2-3曲目は変幻自在なトリオが魅力。音数もかなり多いです。4曲目はしっとり系で、5曲目はエキゾチック。6曲目には何とジョン・コルトレーンの「ネイマ」を、ファンクで料理しています。メランコリックなメロディでワルツの7曲目、ノリが良くてロック的な8曲目、明るくはじまってハードに展開する9曲目、硬派だけれどもドラマチックなメロディでせまってくる10曲目。

 

(次点) 
*テイク・イット・フロム・ザ・トップ/ボブ・ジェームス(P)(Tappan Zee)
ジェームス・ジナス(B)、ビリー・キルソン(Ds)とのトリオ。ボブ・ジェームスも正統派ジャズができることを証明した1枚。

なぜか、上記4枚でドラマーがビリー・キルソン、オラシオ・”エルネグロ”・エル ナンデス2枚ずつになってしまったのが、面白いところです。

2021/02/01

Spiritual Unity/Albert Ayler Trio

Albertspirit 今回買った中で唯一の旧譜。実はアルバート・アイラーのこの有名なアルバム、持っていませんでした。今、彼に関する書籍が新刊で出たようですが、私は5年半前に患った眼瞼痙攣の影響で、1日中まぶたがしんどい状態。仕事の本の他は、書籍やマンガの単行本も不要のものは以前処分して最低限必要なものしか買ってないです(昨日も書いたか)。本当はアイラー本、欲しいんだけど読み通せない、ということで、せめてアルバムだけでも、と思いました。ただ、ストリーミングでは以前聴いていましたので、内容的には(同じテイクや曲順かは分かりませんが)分かってました。ご存じの通り、フリーも好きなのです。

 

Spiritual Unity/Albert Ayler(Sax) Trio(ESP-Disk)(輸入盤) - Recorded July 10, 1964. Gary Peacock(B), Sunny Murray(Per) - 1. Ghosts: First Variation 2. The Wizard 3. Apirits 4. Ghosts: Second Variation Bonus Track: 5. Vibrations

(21/01/30)全曲アルバート・アイラーの作曲。ボーナス・トラックがついて37分収録と短め。LP時代には多くのヴァージョンが出回ったらしく、コレクター泣かせのアルバムでもある。この中で大きいのは1、4曲目の「Ghosts」の全体に占める割合ですが、基本は当時のフリージャズに根差したけっこうハードなものですが、この曲のタイトルだけを見てみると、分かりやすくて明るいメロディなのが分かります。ドシャメシャだけではなくて、一定の人気があるのは、フリーをやりながら分かりやすいメロディが時々入り込んでいるからでは、と思います。サックス・トリオというフォーマットと他のメンバー(特にゲイリー・ピーコック)との相性も良く、フリージャズとしては聴きこんでいけるアルバムではないかと。それでもハードなことはハード。

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