表参道の月光茶房、昨日(2月27日)通常営業を終了される
昨夜、表参道の月光茶房が、営業時間が終わった後に閉店の告知を出されました。店主の原田さんはこのところ体調がきつかったらしく、お店を閉める前に告知すると人が集まり大変だと思い、閉店後の告知になったそうです。ひっそりと、閉店されました。事前に分かっていたら私も訪問していたかも、と思います。
とは言うものの、私も何度かくらいしか行ったことがなく、そんなに書けることもないのですが、原田さんとはECMを通じてのお知り合い、ということになります。「ECM Caltalog」の初版の作成に原田さんは関わっていて、その前に簡単な資料の受け渡しに行ったことと、’15年に1回訪問して、CDやLPを保管している喫茶店の隣の「ビブリオテカ・ムタツミンダ(ECMライブラリー)」の部屋をじっくり拝見させていただいたことがあります。その時だったか、別の時だったか、原田さんがお知り合いに頼んでわざわざ取り寄せてもらった「Re: Seoul」というECMの韓国だけで発売されたCDを受け取りに行ったりと、少ない訪問回数の中での思い出は大きかったですね。もちろんお店のコーヒーその他は本格的で、お店の調度も雰囲気がいいし、かかる音楽もセンス抜群で、店主さんの雰囲気がなかなか良くて、それがこのお店のファンを多くした理由だと思いました。
ある時期よりECMを集めることに関しては月光茶房を意識して、目標のような感じで自分の中ではありました。まだあと5枚、聴いていない音源がありますけど、あとはゆっくりとやることにします。原田さん自身はECMもBlue Noteも同じように好きで、実はコアとなる音楽は別のところにあると書かれていましたけど。閉店後の告知の仕方も雰囲気もスマートで、原田さんらしくていいなあ、と思いました。今までお疲れ様でした。まずはゆっくりと休んで、今後はプライベートで音楽にコーヒーに、と楽しんでください。
(注)写真は左が10年以上前のもの、右が5年ほど前のもので、今とは建物の外観の色など変わっているかもしれません。
(7月24日追記)7-8月ごろから、不定期に(1週間に1度あるかないかぐらい)喫茶店を復活させてらっしゃるようです。ただし、あくまでも不定期なので、開いている日は分かりませんけど。
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