Spiritual Unity/Albert Ayler Trio
今回買った中で唯一の旧譜。実はアルバート・アイラーのこの有名なアルバム、持っていませんでした。今、彼に関する書籍が新刊で出たようですが、私は5年半前に患った眼瞼痙攣の影響で、1日中まぶたがしんどい状態。仕事の本の他は、書籍やマンガの単行本も不要のものは以前処分して最低限必要なものしか買ってないです(昨日も書いたか)。本当はアイラー本、欲しいんだけど読み通せない、ということで、せめてアルバムだけでも、と思いました。ただ、ストリーミングでは以前聴いていましたので、内容的には(同じテイクや曲順かは分かりませんが)分かってました。ご存じの通り、フリーも好きなのです。
Spiritual Unity/Albert Ayler(Sax) Trio(ESP-Disk)(輸入盤) - Recorded July 10, 1964. Gary Peacock(B), Sunny Murray(Per) - 1. Ghosts: First Variation 2. The Wizard 3. Apirits 4. Ghosts: Second Variation Bonus Track: 5. Vibrations
(21/01/30)全曲アルバート・アイラーの作曲。ボーナス・トラックがついて37分収録と短め。LP時代には多くのヴァージョンが出回ったらしく、コレクター泣かせのアルバムでもある。この中で大きいのは1、4曲目の「Ghosts」の全体に占める割合ですが、基本は当時のフリージャズに根差したけっこうハードなものですが、この曲のタイトルだけを見てみると、分かりやすくて明るいメロディなのが分かります。ドシャメシャだけではなくて、一定の人気があるのは、フリーをやりながら分かりやすいメロディが時々入り込んでいるからでは、と思います。サックス・トリオというフォーマットと他のメンバー(特にゲイリー・ピーコック)との相性も良く、フリージャズとしては聴きこんでいけるアルバムではないかと。それでもハードなことはハード。
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工藤さん,こんばんは。最近Aylerが盛り上がってますね。
私はAylerの音楽を初めて聞いたのが約10年前と,実に遅かったのですが,最初に聞いたのが「ラスト・レコーディング」で,人生2枚目がこのアルバムでした。まさに正調フリー・ジャズって感じですが,もっと早くAylerの音楽は聞いておくべきだったと本当に思いました。
しかし,だからと言って,10枚組のボックスまで買うとは思いませんでしたが,いい機会なので,久しぶりに聞いてみようと思います。
私がこのアルバムを取り上げたのも随分前になりますが,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2012/10/ayler-4793.html
投稿: 中年音楽狂 | 2021/02/01 20:50
>中年音楽狂さん
こんばんは。
ひとつには、アイラー本が出たことが大きいのではないかと思います。
振り返ってみると、いわゆる有名盤もけっこう聴いてないのが多いように思います。もうこの歳なので、気が向いたら聴く、ということにしていますが、アイラーはちょっとハマりそうな予感もしています。このアルバム、ゲイリー・ピーコックの参加もあって、けっこう良かったでした。LPでは種類(ヴァージョン)がいくつもあるということなので、その沼にはまり込むまではいかないと思いますけれども。
投稿: 工藤 | 2021/02/01 22:28