One Upon A Time: The Lost 1965 New York Studio Sessions/Bob James
また新譜が届いたので聴きました。とは言うもののこれはボブ・ジェームスの発掘盤なので、スタジオ録音なので音はまあ、いいと思うんですが、ブートに近い存在なのではないかなあ、と思います。この時代は実験的な音楽と、オーソドックスなピアノ・トリオと両方同時に演奏していたことが分かります。歴史的にそれだけ分かっただけでも個人的には収穫ではありますけど。まあ、こういうアルバムはボブのファンの方で聴きたい方だけ聴けばいいんじゃないでしょうか。実は8月29日には発売されていたのですが、なぜか購入対象からもれてしまっていました。個人的にはこういうスタジオ録音が埋もれていただけれもうれしいことはうれしいんですが。
One Upon A Time: The Lost 1965 New York Studio Sessions/Bob James(P)(Resonance Records)(輸入盤) - Recorded January 20 and October 9, 1965. Larry Rockwell(B on 1-4). Robert Pozar(Ds on 1-4). Bill Wood(B on 5-8), Omar Clay(Ds on 5-8) - 1. Serenata 2. Once Upone A Time 3. Lateef Minor 7th 4. Variations 5. Airegin 6. Indian Summer 7. Solar 8. Long Forgotton Blues
(20/12/20)失われたと思われていたスタジオ録音のテープが2カ所分。ボブ・ジェームスの作曲は2、4曲目で、ジョー・ザヴィヌルの作曲が3曲目、ソニー・ロリンズの作曲が5曲目、マイルス・デイヴィス作が7曲目で、8曲目が作曲者不明の他は、スタンダードなど。収録時間は51分。同時期に発売されたESP盤の影響も引きずっていて、3-4曲目に声も入っていたり、あちこち実験的な演奏が混ざっています。割とオーソドックスな4ビートのピアノ・トリオでの演奏も1、5-8曲目にはあります。当時から彼は彼でした。知的で少し入り組んだオリジナル曲のテーマとかアドリブとか、彼らしいピアノのフレーズも割と聴くことができます。ただ、突然フェードアウトしてしまう曲があったりと、そこはある意味発掘盤らしさもある感じ。
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