Lontano/Anja Lechner, Francois Couturier
ECMのアルバムが2日目です。また届くかもしれないので先が読めないのですが、あと数日分は他レーベルを含め、あると思います。今日のアルバムはボーダーレスの最たるもので、ECMだからジャズ側だと言っても、通常のジャズの風味はあまりなく、あえてあげるとすればインプロヴィゼーションのところか。それだけ聴いているとクラシック的要素が強い感じのサウンドになっています。まあ、最近の、特に北欧系のジャズも似た雰囲気にはなってきていますけれども。メロディの要素が強く、哀愁を感じさせる場面が目立っているため、聴いて好きになる人は割と多いかもしれませんね。それでも激しめのフリー的な部分も一部にはあるんですが。(追記)2人はタルコフスキー・クァルテットでの競演歴があることを、ある方より教えていただきました。ありがとうございます。
Lontano/Anja Lechner(Cello), Francois Couturier(P)(ECM 2682)(輸入盤) - Recorded October 2019. - 1. Praeludium 2. Arpeggio 3. Gratitude 4. Alfonsina Y El Mar 5. Flow 6. Memory Of A Melody 7. Solar I 8. Solar II 9. Shadow 10. Miniature 27 11. Hymne 12. Vague - E La Nave Va 13. Lontano 14. Tryptic 15. Prelude En Berceuse 16. Postludium
(20/11/15)Francois Couturier作が2、5、14曲目、Anja Lechner作が9曲目。2人の共作(おそらくインプロヴィゼーション)が1、3、6-8、11、13、16曲目。他に12曲目はアヌアル・ブラヒム作、10曲目がギヤ・カンチェーリ作、その他4、15曲目など。収録時間は54分。Anjaはクラシックの人だけど、タルコフスキー・クァルテットの2人の共演もあり、インプロヴィゼーションもできる人だと思います。かなり硬派なインプロヴィゼーションの曲もあって、アルバム中には叙情的で美しいメロディの曲が目立ってはいるけど、場合によっては面食らう人もいるかもしれません。ピアニストもどちらかというとクラシック的要素も強いため、かなりボーダーレスなアルバムに仕上がってます。安らげる哀愁と緊張感がところにより交互します。
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