What Comes Next/Peter Bernstein
届いている新譜CDはこれで一段落。ただ、また数日で何枚か届くという、今年では珍しいペースになっています。さて、記憶では3月ごろのコロナ禍以降に収録された(しかもライヴ)アルバムというのは初めて聴いたような気がしてます。まあ、リリースだけしか分からないアルバムもありましたが。出てくる音はいつものピーター・バーンスタインですが、曲のタイトルとか、メロディにコロナの影響が見え隠れしてます。それでも演奏自体はセンチメンタルになったりはしていないですけれども。ジャズど真ん中のアルバムを聴いたのも久しぶりのような気がして、いいストレスの解消になりますね。
What Comes Next/Peter Bernstein(G)(Smoke Sessions Records)(輸入盤) - Recorded June 25, 2020. Sullivan Fortner(P), Peter Washinton(B), Joe Farnsworth(Ds) - 1. Simple As That 2. What Comes Next 3. Empty Streets 4. Harbor No Illusions 5. Dance In Your Blood 6. We'll Be Together Again 7. Con Alma 8. Blood Wolf Moon Blues 9. Newark News
(20/11/19)6曲目がスタンダード、7曲目がディジー・ガレスピー作、9曲目がソニー・ロリンズ作で、他は全曲ピーター・バーンスタイン作。収録時間は58分のライヴ。収録時期がコロナ禍真っ盛りのニューヨークで、それにちなんだと思われるタイトルの曲が目立ちます。ただ彼のことなので、それを考えないでもジャズど真ん中という感じのオーソドックスなジャズを聴くことができます。それでいて奇をてらっているわけではないけど、どことなく今っぽいサウンドもいい感じです。あまりセンチメンタルになることなく、現実を見据えています。メンバーも申し分ないし、けっこう良い演奏をこの時期の録音で聴ける(しかもライヴ)のは珍しい。アルバムにジミー・コブとハロルド・メイバーンに捧げると書いてあるので、それもひとつのテーマ。
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