Mantle/Natsuki Tamura/Satoko Fujii/Ramon Lopez
新譜がもう少し続きます。運よく11月中には聴き終えることができます。そうすると12月はまだ注文がないこともありますが。このアルバム、某ジャズのサイトで書かれているのを見つけたのですが、その時はLibra Recordsに直接注文するしかなく、初めて直接注文をしてみました。今確かめたらAmazonでも取り扱い(マーケットプレイスですが)はじまったようですね。あくまでもフリージャズと言う範疇の中で、なんですが、ここではあまり特殊奏法はなく、ピアノがガンガン行くことはあっても、普通に(あるいは耽美的に)メロディを出したりリズムを叩いたりしていて、やはりラモン・ロペスの参加による影響は大きいんじゃないかと思います。相手によって出方を変える百戦錬磨の戦いという感じ。
Mantle/Natsuki Tamura(Tp)/Satoko Fujii(P)/Ramon Lopez(Ds)(Not Two Records)(輸入盤) - Recorded September 22, 2019. - 1. Nine Steps To The Ground 2. Metaphors 3. From Spring To Summer 4. Your Shadow 5. Encounter 6. Straw Coat 7. Came, Left 8. Autumn Sky 9. The Temple Bell
(20/11/25)1、4、8曲目が藤井郷子の3、5、7曲目が田村夏樹の、2、6、9曲目がラモン・ロペスの作曲。収録時間は63分。3者が対等に曲を持ち寄っているのも特色ですが、ここでは特殊奏法はあまり目立たずに、楽器本来の音でフリー的なジャズを演奏しています。1曲目を聴いても、珍しくメロディ感のある割カチッとしたテーマがあって、これは何となくロペスを意識した曲の作りになっているのでは、と思わせます。ただ、やはりフリーなのであちこちに仕掛けがあり、ドラマチックな展開になっています。2曲目も静かな中にトランペットのメロディと耽美的なフリーから盛り上がりもあり、3曲目はかなり豪快で流れたり打ち付けたりの盛り上がりの曲。ある意味、一線を飛び越えていないフリーで楽しませてくれるアルバム。
« Tigran Mansurian/Con Anima | トップページ | For Jimmy, Wes And Oliver/Christian McBride Big Band »
「音楽」カテゴリの記事
- ア・ラブサム・シング/カート・ローゼンウィンケル、ジェリ・アレン(2023.12.07)
- Most Peculiar/Lage Lund Quartet(2023.12.06)
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
「ジャズ」カテゴリの記事
- ア・ラブサム・シング/カート・ローゼンウィンケル、ジェリ・アレン(2023.12.07)
- Most Peculiar/Lage Lund Quartet(2023.12.06)
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
« Tigran Mansurian/Con Anima | トップページ | For Jimmy, Wes And Oliver/Christian McBride Big Band »
コメント