「Blue Giant」関連のマンガ単行本2冊
今日「Blue Giant/石塚真一著」関連の2冊の単行本が届き、一気読みしてしまいました。ヨーロッパ編最終の「Blue Giant Supreme 11」と、アメリカ編になっていく「Blue Giant Explorer 1」です。2冊同時発売なのも珍しいですけど、どちらも内容的には最高。
音が聴こえるような、というのはこの単行本の代名詞みたいになってしまいましたけど、その表現力の格別いい感じは別にしても、マンガとして成り立つには、そこにある人間関係とか、物語やせりふとして面白くなければ、こんなに読まれないですよね。ヨーロッパ編最終巻のクライマックスも、起こるべくして起こったというか予定調和はジャズには似合わないということもあるけど、満足いく結末になりました。そしてアメリカ編の1巻目。もうこういう発売のされ方からしてネタバレ気味なんですけど、またここから物語は徐々にはじまっていきます。そこにあるめぐり逢いなども、う~ん、書きたいけれど書けない、ということで読んでみてからにしてください。
特にヨーロッパでのバンドなんだけど、実際に演奏しているミュージシャンでイメージができればいいなあ、と思うのだけれど、マンガの演奏部分を読んでいる感じでは音が出てくるような気がするけれども、どこにも実在しないようなサウンドが頭の中を駆け巡ります(個人的感想です)。どこかフリーがかった現代ジャズっていう感じでしょうか。誰って逆に言い切れないところがまたいいんですよね。CDでコンピレーションがいくつか出てますが、これがこのバンドの音だ、というイメージではないですね。あれはジャズのレコード会社とのタイアップと考えた方がいいかと。でも、頭の中ではそれぞれの人がそれぞれの音を鳴らしているイメージがあると思うので、本当にこれは個人的な感想なんですが。たぶんアメリカ編で完結するんじゃないかなあ、なんて気持ちもありますが、まだまだ続いてほしいシリーズです。
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