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2020/09/28

Quint5t/David Liebman/Randy Brecker/Marc Copland

Davidquint5t とりあえず、届いた新譜は一段落です。今日のアルバム、このメンバーでの録音というのは以前にはありませんが、おそらくマーク・コープランドの人脈でのメンバー集めだったのかな、と思います。フロントの3人はそれぞれ競演歴があるし(デイヴ・リーブマンとはHatologyなど、ランディ・ブレッカーとは新生Savoyなど、Ralph Alessiはここのレーベル)、リズム陣はおなじみのメンバーですし。その彼のオリジナルがないのも特徴のようですね。どういう演奏であれ、彼の関わる演奏は興味深く、やはり追っかけをしてしまいます。全体のサウンドのかなめともなるところがまたいい感じです。そしてこのメンバーなら一度聴いておいても損はないかも。

 

Quint5t/David Liebman(Ts, Ss)/Randy Brecker(Tp, Flh except 1, 4)/Marc Copland(P)(Inner Voice Jazz)(輸入盤)- Recorded January 26 and 27, 2020. Ralph Alessi(Tp on 1, 4), Drew Gress(B), Joey Baron(Ds) - 1. Mystery Song 2. Off A Bird 3. Figment 4. Broken Time 5. Moontide 6. Child At Play 7. Broken Time/Reprise 8. There's A Mingus Amonk Us 9. Pocketful Of Change

(20/09/26)デイヴ・リーブマン作が2、6曲目、ランディ・ブレッカー作が5、8曲目、ドリュー・グレス作が3曲目、ジョーイ・バロン作が4、7、9曲目、デューク・エリントン作が1曲目。収録時間は60分。1、4曲目のみトランペットが交代するけど、アルバム全体の雰囲気はあまり変わらないので、気にしないでいいかも。もうそれぞれの組み合わせではおなじみのメンバーなので、ある種陰影を出しつつも、ジャズらしい雰囲気で進んでいきます。1曲目は4ビートにならないで8ビート的に進んでいくのが面白い。皆ベテランなので安心して聴けますが、やはりキーマンはマーク・コープランドの独特な雰囲気を持つピアノかも。2曲目の即興的な曲の中、ピアノ・ソロはなかなか興味深い。熱量が少ないけど盛り上がりもなかなかの演奏。

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コメント

コンバンワ。マーク・コプランドというピアニストは確かに渋いですね。奇矯でもないが、こじんまりもしてなく大胆なところが良い。KUDOさま言われるように熱量低いけど、実は奥底で煮えたぎっている感じが良い。
こういった管編成のサウンドになると、コープランドのピアノが余計に際立つような気がします。
二管にしているところも心憎い。リーブマンも久々聴きました。

>zawinulさん

こんばんは。

実はマーク・コープランド、ピアノ・トリオの作品が多いようで、その編成が彼の特徴をけっこう出していると思います。サイド参加作ではECMから何枚か出てますけど、リーダー作がECMで出てもいいくらい。

でも、このアルバムのようにクインテット編成で、ある程度賑やかなサウンドの場面があっても、その個性を発揮してくれているので、メンバーからしても、けっこう好みのジャズを聴かせてくれています。なかなかいい顔合わせでした。

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