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2020/09/27

Lonely Shadows/Dominik Wania

2686 ECMの新譜3枚目で、ECMはとりあえずこれで一段落。また10月中旬には次が届くかな? 今回のDominik Waniaのピアノ演奏、ECMに合わせつつも、スリリングな速いパッセージのある曲も半分くらいあり、これが即興演奏だったとしたら(まあある程度核になる部分は考えていたにしても)かなりすごい人だなあ、と思います。ポーランドの人なのでクラシックの影響も大きいのでは、と思わせるピアノで、すでに周りでは評判になっているようですね。曲ごとに変化に富んでいるのもいいし、その繊細感とアグレッシヴさの表現がまたECMにぴったりと思えるサウンドなので、しばらくは愛聴盤になりそうです。

 

Lonely Shadows/Dominik Wania(P)(ECM 2686)(輸入盤)- Recorded November 2019. - 1. Lonely Shadows 2. New Life Experience 3. Melting Spirit 4. Towards The Light 5. Relativity 6. Liqyuid Fluid 7. Think Twice 8. AG76 9. Subjective Objectivity 10. Indifferent Attitude 11. All What Remains

(20/09/26)全曲Dominik Waniaの作曲。収録時間は48分で11曲なので、演奏は少し凝縮したイメージ。ポーランドのピアニストで、1曲目のタイトル曲はECM的に淡々と演奏しましたが、2曲目になると、繊細さはそのままに、けっこう速いパッセージで弾いていて、個性的であるとともにその造形美というか、演奏の骨格が見事です。曲ごとにその色合いが違いますけど、曲によって(2-3、7、9-10曲目)はスリリングで、しかも出てくるフレーズのメロディがいいピアニストです。それでいて、ゆったりとした4曲目のような透明度の高い演奏も多いので、引きこまれます。ここではある意味クラシック的でもあり、そのボーダーレスなサウンドがなかなかいい感じ。表情を変えながらの静かな演奏と半々ぐらい。即興演奏ならすごい。

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コメント

工藤さん,こんばんは。

これって実にポーランドのピアニストらしい美的な感覚に満ちていると思うのですが,なぜか痺れないんですよね。何が原因なのかはよくわからないのですが,私のテイストとの相違ってところに落ち着きそうな気がします。

でも記事にも書いたんですが,痺れはしないものの,リピートはできるので,決して悪いという訳ではないんですけどね。

ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2020/10/post-1d2f20.html

>中年音楽狂さん

こんばんは。

このピアニストって、けっこうクラシックの素養もあって、その即興演奏的なところが静かだったり、アグレッシヴだったり、変化がかなりある人だと思います。そこが判断の分かれ目かなあとも思います。私個人的には好きですけど。でも、悪くはないということで、その点は良かったです。

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