ゲイリー・ピーコックが亡くなる
とうとうゲイリー・ピーコックが亡くなりました。R.I.P. もうスタンダーズなど、あちこちの活躍が見られないのが残念なところ。私のホームページも23年前にはじめたときは現役のミュージシャンがほとんどだったけど、今調べてみたら、もう多くの特集を組んだミュージシャンが亡くなっています。まあ、私自身、あと1年で還暦なのでやむを得ないですが。ゲイリーのリーダー作は最近だとECMから’14年録音の「Now This」と’16年録音の「Tangents」。どちらもMarc Copland(P), Joey Baron(Ds)とのトリオ作です。なかなか忘れられないアルバムとなりました。ちなみにキース・ジャレットのスタンダーズだと’09年録音(’13年発売)の「Somewhere」が今のところ一番新しい録音です。ちなみにAmazon Music HDでは、この3枚はハイレゾになっています。
(追記8日)6日に訃報に気が付いてからその真偽は不明だった(デマ説もあった)のですが、8日未明のECMのサイトでの発表により、亡くなったことが事実だったことが分かりました。亡くなった日も1日繰り上がって4日になりました。それにしても「でっち上げ」(hoax)である、という記事まで出たら、確実な情報が出るまでやきもきしますよね。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
ゲイリー・ピーコック(1935年5月12日-2020年9月4日)
アラン・ホールズワース(1946年8月6日-2017年4月16日)
ビル・エヴァンス(1929年8月16日-1980年9月15日)
チャーリー・ヘイデン(1937年8月6日-2014年7月11日)
ジェリ・アレン(1957年6月12日-2017年6月27日)
ジャコ・パストリアス(1951年12月1日-1987年9月21日)
ジョン・アバークロンビー(1944年12月16日-2017年8月22日)
ルー・ソロフ(1944年2月20日-2015年3月8日)
ライル・メイズ(1953年11月27日-2020年2月10日)
マイケル・ブレッカー(1949年3月29日-2007年1月13日)
ポール・ブレイ(1932年11月10日-2016年1月3日)
ポール・モチアン(1931年3月25日-2011年11月22日)
トニー・ウィリアムス(1945年12月12日-1997年2月23日)
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コメント
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KUDOさま、コンバンワ。
驚きました。また大好きなアーティストが一人。もうキースのトリオが聴けないと思うと寂しいかぎりです。スタンダーズ最後の録音が既に、10年以上前の2009年録音なんですね。本当に寂しいです。
投稿: zawinul | 2020/09/06 21:14
>zawinulさん
こんばんは。
ゲイリー・ピーコックが亡くなったのは実に残念なことなんですけど、今現在、この情報が確実なものかどうかの確証がとれてないんです。いくらかの人がフェイクニュースと書いていて、しかも正しいのか正しくないのか、どちらからも情報元のしっかりしたところから出ていないのです。唯一ジャック・ディジョネットのツイートが最初の確実な情報源だったのですが、削除されてしまいました。明日は月曜なのではっきりするんじゃないかな?
投稿: 工藤 | 2020/09/06 21:21
工藤さん,こんばんは。
今回のガセネタにはまいりました。私が参照したのはAntonio SanchezのFB投稿だったのですが,そういうミュージシャン・サークルの投稿はついつい信憑性を疑問に感じなくなってますね。しかし,こういうガセネタとかでっち上げを英語で"Hoax"って呼ぶのは勉強になりましたが(苦笑)。
Steve Grossmanが亡くなった時は私は相当信憑性に慎重だったのに,今回のガセにはあっさり騙されたことを深く反省してしまいました。いずれにしてもネットは怖いとつくづく思い知らされました。
投稿: 中年音楽狂 | 2020/09/07 22:15
>中年音楽狂さん
おはようございます。
昨日は22時には寝てしまってました。朝起きてみると、いよいよというか、ECMのサイトからの訃報が。日曜日をはさんでいるので、月曜日の向こうの時間で遅い時刻になったのだと思います、長文ですし。いったんは未確認情報で本文を変えてましたが、戻しました。
それにしても真偽がはっきりしないまま丸2日に近く、というのはもどかしいですね。訃報なので、ブログに書く時も慎重に扱わなければ、と思いました。普段は訃報記事、ほとんど書いていないのですけれども、今回は特別な人、ということなので、やきもきしましたです。
投稿: 工藤 | 2020/09/08 05:39