各アンプ、スピーカーの組み合わせでの印象
前にも書きましたが、オーディオは今、入力は基本的に2系統、アンプ+スピーカーの方は4系統をセレクタースイッチにより選べるようになってます、それで、選択の余地も広がったのですが、どれで聴いていいのか迷うという点も出てきました。通常は1系統ないしは2系統というオーディオユーザーが多いのですが、結局、ソフトによって求める音が出るかどうかにより、選択をすることにしています。まあ、セレクタースイッチが音色のボトルネックになっているという点は置いておいて。
久しぶりに、昔基本で聴いていたTEAC VRDS-15(平成16年購入)+DAC: Oppo SPONICA DAC(平成30年購入)、それからYAMAHA DSP-AX2700(AVアンプ、平成19年購入)+Onkyo Scepter1001(平成6年購入)で松任谷由実のベストを聴いてますけど、低域は出すぎず、ハードドームのスコーカーもあってはっきりとしたサウンドで聴けてます。DACを除いて長年聴いてきたシステムなので、結局これが基準になるのかな、という感じがします。これを、入力をMarantz SA-12(令和元年購入)Marantz NA6006(令和元年購入)のネットワークプレイヤーでハイレゾ再生をすると、少し丸くなった感じがするかな、という感じ。
ただ、音として楽しいのは、Marantz PM-12(令和2年購入)長男自作のスーパースワンの組み合わせで、心地よい低音と、メリハリの感じられるサウンドになります。すこし極端かなとも思われる音だけど、分かりやすくていいし、これがAB級6L6真空管プッシュプルアンプ、スピーカーをFostex G2000aとなってくるとどっしりとした重低音が得られて、音の構成が基本的に変わってくる感じです。さすがリファレンスのスピーカーという感じだけど、低域が個人的には出すぎだなと感じられる部分もあって、低域が楽しめるフュージョンなど、自分にとっては少し聴く対象を選ぶという感じも。(長男によれば、クラシックを聴くとひずむそうだけど。)300Bプッシュプル真空管モノラルアンプ、Fostex FE208-solとT90A-Superを使ったバックロードホーンは、これも低音から高音まではっきりとした音を出すので好みなのですが、この組み合わせは、A級のモノラルアンプがけっこう電気を食うので、長男が帰省してきたとき以外はあまり使ってません。ケチな体質が染みついています(笑)。
結局、自分にとっての究極の音というのは何なのかということにもなりますが、ライヴでいろいろなPAの音色があるように、その時々で選んでいるというのが正解かも。だから最近2年間ほどいろいろ買いましたけど、欲しい音はこの中から選べるので、今後はあまりオーディオには走らないだろうなあ、という点でもありますね。長男所有のものも多いですが、彼がオーディオルームのある家を建てるのはもうしばらく先ということで、しばらくはここにあるだろうなあと思います。
(9月12日追記)YAMAHAのAVアンプをDSP-2700からRX-A3080に交代しました。DSP-AX2700の方は長男がアパートに持って行きます。RX-A3080に変更したことで、新しい自動音場補正機能が使えてスピーカーの特性(Onkyo Scepter 1001)が活かされてくるので、また主に聴くのがこちらに戻ってくる可能性もあります。
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