Future Shock/Herbie Hancock
ハービー・ハンコックのリーダー作の20日目。ここでヒップホップが出てきます。この頃割とリアルタイムで聴いてはいますけど、元々は自分でも楽器をいじったりしていたので、ポップになるのはいいんだけど、音楽観的に出来上がってもいたから(まだ学生だったですけどね)、打ち込み系は、やっぱり苦手だったんです。しかもターンテーブルの音も。でも当時以降はボブ・ジェームスその他、多くのミュージシャンが打ち込みやってますよね。今改めて聴くと、ハービーのキーボードのフレーズがカッコ良かったりするのに気が付いたり楽しみもありますけど、やはりこれは1回聴けばいいかなあ、と個人的には思います。その後音楽的には融合していくんですけどね。
Future Shock/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Released 1983. Bill Laswell(B), Michael Beinhorn(Synth), Grand Mixer D.ST(Turntables), Danniel Ponce(Bata), Dwight Jackson Jr(Vo), Bernard Fowler(Vo), Pete Cosey(G), Sly Dunbar(Ds, Per), Lamar Wright(Vo), Bernard Fowler(Vo) - 1. Rockit 2. Future Shock 3. TFS 4. Earth Beat 5. Autodrive 6. Rough
ハービー・ハンコックとビル・ラズウェルとマイケル・バインホーンとの共作が5曲(1、3-6曲目)、タイトル曲の2曲目はカーティス・メイフィールド作。収録時間は38分。ヒップホップの分野では最初に売れたアルバムらしいです。打ち込みサウンドとターンテーブルが思いっきり出てくる当時としては非常に新しいアルバム。特に1曲目の「ロックイット」はジャズ以外でけっこうヒットしたらしく、なるほど、と思わせます。ただしタイトル曲の2曲目はドラムが打ち込みでなくヴォーカル入りなので、意外にオーソドックスな感じです。ここは作曲者の違いで、ディスコやソウルのようなサウンド。6曲目は従来系と打ち込み系の中間か。他の曲はやっぱり思いっきり打ち込み系。ここで思い切って舵を切ったのはセールス的にはよかったかも。
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