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2020/08/17

Dis Is Da Drum/Herbie Hancock

Herbiedisisda ハービー・ハンコックのリーダー作の24日目。時代は’90年代に入り、だんだんリーダー作も間隔が開く代わりに大作になってきたような気がします。CDを買うようになってからは、ハービーの新譜ではほぼヒップホップ系だったので、昔のジャズのアルバムを聴きつつ、このアルバムが出たときは小躍りしたような記憶があります。パーカッション重視のサウンドとはいえ、ある意味こちら方面の集大成的な意味合いを持っているなあ、と思ったものでした。でもこれでもやはりジャズやフュージョンというよりは、もっと一般向けを意識したアルバムの作り方だったのかなあ、と考えられますけど。まあ、収録時間も長くなったし、聴きごたえはありました。

 

Dis Is Da Drum/Herbie Hancock(P, Key, Synth)(Mercury) - Released 1994. Wallace Roney(Tp), Bennie Maupin(Ts), Wah Wah Watson(G), Frank Thibeaux(B, G), Darrell "Bob Dog" Robertson(G), Ken Strong(Ds), Will Kennedy(Ds), Will "Rock" Griffin(Synth), Bill Summers(Per), Miyayi Asiedu(Per), Mars Lasar(Sound Design), Darrel Smith(Key), Airto Moreira(Per), The Real Richie Rich(DJ), Francis Awe(Vo), Hubert Laws(Fl), Lazaro Galarraga(Vo) - 1. Call It 95 2. Dis Is Da Drum 3. Shooz 4. The Melody (On The Deuce By 44) 5. Mojuba 6. Butterfly 7. Juju 8. Hump 9. Come And See Me 10. Rubber Soul 11. Boba Be Da 12. Call It 95 Remix 13. Mojuba Remix

6年ぶりのリーダー作。ハービー・ハンコックを含む共同作曲は1-2、5-6、9-13曲目で、他の曲も共同名義になっています。収録時間は65分。重低音が強調されたサウンドの上をジャズ、ラップ、ファンク、アフリカンとさまざまな語法が飛び交います。タイトル通り、リズムがけっこう濃いものとなっています。ビル・サマーズとの共同プロデュースが理由か。ヒップホップとかファンク、ディスコ路線の、ハービー流のサウンドのひとつの頂点かも しれません。トランペットやテナー・サックス、生ピアノなどの演奏が時々耳に入ってくるのが意外。そういう意味ではジャズの要素も少し。4曲目など、ラップとファンクとジャズが同居していてカッコ良い。6曲目でおなじみ「バタフライ」も盛り上がり、かつ、渋め。最後の2曲はリミックス。

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