Perfect Machine/Herbie Hancock
ハービー・ハンコックのリーダー作の23日目。このアルバムでヒップホップ第3弾です。さらにだいぶ後になって「Future 2 Future」(’01年)も作っているので、もう、彼の当時の柱のひとつと言っていいのかもしれません。個人的にはディスコ、ヴォーカル路線までなら今は何とか、と思ってますが、このアルバムはCDで当時リアルタイムで買って聴いてました。でもやっぱりジャズ・ミュージシャンとしてのハービーとは何か違う、とも思っていたんだろうとは思いますけど。もうこのあたり、今回聴くのは20年以上ぶりのものが多いので、確かに興味深くは聴けていて、当時は知らなかったことまで分かってきましたけれども。
Perfect Machine/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Released 1988. William Collins(B), Sugar Foot(Vo), Nicky Skopelitis(Ds), DST(Turntables), Mico Wave(Synth, B), Jeff Bova(Synth) - 1. Perfect Machine 2. Obsession 3. Vibe Alive 4. Beat Wise 5. Maiden Voyage/P. Bop 6. Chemical Residue
ビル・ラズウェルとの共同プロデュースの打ち込みサウンド第3弾。いかにもリズムが打ち込みダンスアルバム、といった内容で、この方向で進化しています。ただ、ヒップホップとしての音楽性も以前よりは洗練されたものになってきています。1曲目のタイトル曲は、タイトな打ち込みのリズムの上を流れるようなメロディ。普通にアレンジしても印象深い曲かも。そして、数曲についてはヴォーカルやヴォコーダー・ヴォーカルが入っています。3曲目など、曲としては良いと思うのですが、その強烈なアレンジから、聴く人を選ぶかなあと。4曲目はエレクトリック・ベースなのでホッとしました。5曲目は現代版「処女航海」で、これもけっこうスゴいアレンジ。これを好きかどうかはお任せします。6曲目は地味ながらメロディアスで渋い展開。
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