Monster/Herbie Hancock
ハービー・ハンコックのリーダー作の18日目。前作「Mr. Hands」と次の「Magic Windows」は以前紹介済みなので、このアルバムになります。完全にヴォーカルアルバムですね。でもこういうアルバムも好きなんですよね、たまに聴く分には。もうターゲットはジャズ・フュージョンのファンではなくて、完全に一般のファンで、しかもヒットチャートを目指している、という感じでしょうか。このブログをご覧になっている方には退屈な方もいらっしゃるかもしれませんが、もうしばらくご辛抱を。と言いつつ、ホームページのコメント手直しもあと7枚でそのまま先をまだ考えてないので、ジャズに戻りきらずに特集終了になってしまうかもしれませんけど。
Monster/Herbie Hancock(Key)(Sony) - Recorded 1979 and 1980. Alphonse Mouzon(Ds), Freddie Washington(B), Wah Wah Watson(G), Sheila Escovedo(Per), Devadip Carlos Santana(G on 1), Ray Parker Jr(G on 2), Randy Hansen(G on 4, 6), Oren Waters(Vo on 3), Bill Champlin(Vo on 6), Greg Walker(Vo on 1, 5), Gavin Christopher(Vo on 2, 4), etc. - 1. Saturday Night 2. Stars In Your Eyes 3. Go For It 4. Don't Hold It In 5. Making Love 6. It All Comes Round
1-3曲目はハービー・ハンコックの共作で、4-6曲目は他人の作品。収録時間は42分。とうとう本職のヴォーカリスト達まで全曲で起用してしまった本格的なヴォーカル・アルバム。曲の作りは、よりポップになって当時のヒットチャートを賑わせそうな感じです。ギタリストも曲に合わせて起用しています。本格的なディスコや曲によってはロックのアルバムとも言えますね。1曲目に参加のカルロス・サンタナのギターが渋く泣いています。これでもかと言わんばかりのノリノリの曲が多いので、これはこれで爽快です。ただ、ジャズやフュージョンとの接点は?と言われると、ちょっと遠いところへ行ってしまったのかなあ、という感じも少々。それでもアレンジはけっこう高度で、いろいろ聴いているとオッとなるところもけっこうあります。
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