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2020/07/13

Know What I Mean?/Cannonball Adderley With Bill Evans

Cannonballknow ビル・エヴァンスの参加作の30日目。今日のアルバムはかなりエヴァンス度が高く、本文でも書きましたけど、エヴァンス・トリオ・プラス・キャノンボール・アダレイといった雰囲気のサウンド。すでにこのアルバムを聴いた方は多いと思いますが、エヴァンスファンでまだの方はぜひ聴いていただきたいと思います。ここまでのサイド参加作ってこの時期なかなかなかったですし。同じミュージシャンのリーダー作で2-3回録音するのはチェット・ベイカーとかリー・コニッツと同様で、キャノンボールもこれで3枚目じゃなかったかな。結果、このアルバムが一番印象に残りました。というわけでアルバムコメントもいい時は内容がグダグダ気味なのをお許しください。

 

Know What I Mean?/Cannonball Adderley(As) With Bill Evans(P)(Riverside) - Recorded January 27, February 21 and March 13, 1961. Percy Heath(B), Conny Kay(Ds) - 1. Waltz For Debby 2. Goodbye 3. Who Cares? 4. Venice 5. Toy 6. Elsa 7. Nancy (With The Laughing Face) 8. Know What I Mean? Bonus Track: 9. Who Cares?(Take 4) 10. Know What I Mean?(Take 12)

ビル・エヴァンス作は1、8、10曲目。ジョン・ルイス作が4曲目で、9-10曲目はボーナストラックの別テイク。出だしのエヴァンスのピアノからして、性格的には、ビル・エヴァンス・トリオ・プラス・キャノンボール・アダレイのアルバムとしてもおかしくないアルバム。サウンド的にもまさにその通りというか。アルバムのタイトルにはウィズでエヴァンスの名前がありますし。彼のゆかりの曲も何曲か。MJQのリズムなので、ピアノとホーンを中心に十分楽しめます。それだけにエヴァンスの一連のリーダー作と比べても、彼のアルバムとして聴くに値するような内容だと思います。この時期、すでにジュリアン・アダレイとは名乗ってないので、キャノンボールが定着したのでしょう。なかなかいいアルバムで、何度でも聴き返せると思います。

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コメント

KUDOさま、コンバンワ。これも今回、久しぶりに聴きました。懐かしいし、やっぱりいいですね。
まさにエバンストリオ+キャノンボールですね。キャノンボールも、かなり気を使って、少し抑え気味のブローが可愛らしい。
そして、パーシー・ヒース、コニー・ケイのサポートで、おとなし目に淡々と弾くエバンスが素晴らしい。エバンスを語る上で1956年から1963年のリバーサイド時代は、エバンスというブランドを不動にした、最も充実した濃密なタームであったと思います。

>zawinulさん

こんばんは。

サイド参加作を聴いてきてますけど(もうすぐ終わりますが)、ここまでエヴァンスが出ているアルバムってそう多くないですね。キャノンボールも調子がけっこういいので、やっぱりこのアルバムは売れているのも分かるような気がします。

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