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2020/07/12

Jazz Abstractions/John Lewis

Johnjazzabst ビル・エヴァンスの参加作の29日目。かなり大がかりで、すごいアルバムに参加しています。リーダーとなるジョン・ルイスはなぜかピアノで参加していなくて、3-4曲目のエヴァンスもあまりピアノ度はないですけど、その代わりにオーネット・コールマンやエリック・ドルフィーなどをけっこう堪能できます。そろそろサイド参加作が’60年も終わってだんだんと少なくなってくる段階ではありますが、有名な、あるいは話題のアルバムの割合が高くなってくる感じでしょうか。私はこっち方面のサウンドも割と好きな方なんですけど、それでもこれを聴いたのは久しぶりです。’60年でこういうアルバムはけっこう革新的ではなかったかと思います。

 

Jazz Abstractions/John Lewis(Atlantic) - Recorded December 20, 1960. Ornette Coleman(As on 1, 4), Jim Hall(G), Scott Lafaro(B), Alvin Brehm(B on 1), Sticks Evans(Ds on, 1, 3-4), Eric Dolphy(Fl, Bcl, As on 3-4), Robert Didomenica(Fl on 3-4), Eddie Costa(Vib on 3-4), Bill Evans(P on 3-4), George Duvivier(B on 3-4), The Contemporary String Quartet - 1. Abstruction 2. Piece For Guitar & Strings 3. Variants On A Theme Of John Lewis(Django) 4. Variants On A Theme Of Thelonious Monk(Criss-Cross)

正式にはJohn Lewis Presents Contemporary Musicとなり、ジョン・ルイスが弾いているわけではないです。ビル・エヴァンスは3-4曲目に参加。36分収録。曲によって入れ替わりはありますが、オーネット・コールマン、エリック・ドルフィー、スコット・ラファロなど、すごい顔ぶれと、ジム・ホール作(2曲目)とガンサー・シュラーも作曲(1、3-4曲目、ただし3-4曲目はルイスとセロニアス・モンク作の変奏曲)して、サード・ストリーム・ミュージックやフリー・ジャズの走りのような演奏も一部にあり、独特な輝きを見せるアルバム。1曲目からフリージャズという感じで、ある程度構築感もあるようなサウンド。当時としてはかなり実験的だったのでは。2曲目のホールもなかなか挑戦的な演奏。それでも2曲目以降の方が分かりやすい。

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