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2020/07/25

The Prisoner/Herbie Hancock

Herbieprison ハービー・ハンコックのリーダー作の7日目。飛び飛びなので、さっそくブルーノートの最終作です。次のワーナー時代(短かったけど)は手をつけてあるので、今までの長かった’60年代以前の手直しにも別れを告げ、そしてほぼオーソドックスなジャズからも別れを告げる(V.S.O.P.はやってしまったので)時が来てしまいました。ホームページのアルバムコメントの手直しはあと18枚。ハービーのさまざまに変化していく姿を追いかけることになります。今日のアルバムも、基本的にはジャズなんだけど、ホーンの使い方とか、いわゆるジャズをはみ出た部分は多く出ています。これも久しぶりに聴いてみて、印象が変わったアルバムでした。

 

The Prisoner/Herbie Hancock(P)(Blue Note) - Recorded April 18, 21 and 23, 1969. Johnny Coles(Flh), Joe Henderson(Ts, Afl), Garnett Brown(Tb), Buster Williams(B), Albert "Tootie" Heath(Ds), Hubert Laws(Fl), Jerome Richardson(Bcl, Fl), Romeo Penque(Bcl), Tony Studd(Btb), Jack Jeffers(Btb) - 1. I Have A Dream 2. The Prisoner 3. Firewater 4. He Who Lives In Fear 5. Promise Of The Sun

3曲目はバスター・ウィリアムス作曲、他は全曲ハービー・ハンコックの作曲。比較的大編成のホーンをバックにした演奏。曲名の意味は深いそう(人種差別に関連するものもあるそう)なのですが、聴いた感じではそのホーンアレンジと曲の色彩感覚の豊かさが目立つアルバムです。ホーンの構成も彼流の独特なものがあって、そのハーモニーが心地よい。1曲目は、ホーン・アレンジの心地良さと映画音楽を聴いているような、ドラマチックな響きの味わい。ソロの部分もなかなか良い。2曲目は一転、テーマ部が5拍子基調のアップテンポでモード的な空間のある演奏。美しいホーンのテーマのアレンジがキラリと光る3曲目、基本は4ビートなんだけど、何となく中間色的味わいの4曲目。5曲目は重心の低いホーンが印象的。

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