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2020/07/29

Head Hunters/Herbie Hancock

Herbieheadh ハービー・ハンコックのリーダー作の9日目。いよいよ本格的にファンクの世界に入ってきました。’80年代あたりでジャズを聴き始めたときに、ハービーの追っかけをしていて、マイルス・デイヴィスと同じように録音した年代によりサウンドが違うということがあまり分かってないときには少し面食らってましたけど、それでもこのアルバムはけっこう好きな方でした。当時ジャズよりもクロスオーヴァーの方が親しみがあったこともあります。ジャズファン以外にけっこう売れたろうなあ、と思わせるサウンドです。まださらに先の段階で、どんどん変わっていくこともあって、久しぶりにこれを聴いて、いろいろ思い出したし、良かったでした。

 

Head Hunters/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Recorded 1973. Bennie Maupin(Ss, Ts, Bcl, Afl, Saxello), Paul Jackson(B, Marimbula), Harvey Mason(Ds), Bill Summers(Per) - 1. Chameleon 2. Watermelon Man 3. Sly 4. Vein Melter

1曲目が4人の作曲(インプロヴィゼーションか)で、2-4曲目がハービー・ハンコック作曲。収録時間は41分。当時のディスコ・ビートのようなはっきりしたシンプルでポップなサウンドになり、たいぶ方向性が変わったアルバム。1曲目は15分台の大作ですが、けっこうノレます。2曲目の「ウォーターメロン・マン」(編曲はハーヴィー・メイソン)はカッコよく再登場し、ゴキゲンなファンク・アルバムになってます。どの曲も印象的。3曲目のタイトルはスライ&ファミリー・ストーンからじゃないかと。センスの良い盛り上がるファンク。スローで渋めな、都会的なファンクの4曲目。ジャズからはどんどん離れていきますが、ジャズファン以外のファンを多くひきつけたことでしょう。ここでハービー自らはじめてシンセサイザーを操っています。

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コメント

KUDOさま。いよいよ入って来ましたね。待ち遠しかったです。ハンコックの自伝を読むと、発売まで、本当にこれを世に出して評価されるか心配でならなかったらしく、ハンコックとしても賭けに出たアルバムだと聞いています。結果的には大ヒット。何と言っても冒頭曲のカメレオン! ハービー・メイソンとポール・ジャクソンが生み出すグルーブ感は、どれだけこの後のミュージシャンに影響を与えたか。ハンコックの電化サウンドにおける金字塔だと思います。

>zawinulさん

こんばんは。

21日には残りを聴き終えていて、あとは出てくるのを待つだけなんですが、なんだか待ち遠しいですね。このアルバムでの、ポール・ジャクソンのファンクベース、私も少しエレキベースを弾くのですが、こういうグルーヴ感、出せないですね。マイルス・バンドより分かりやすい進化の仕方なので、気楽に聴けました。彼で1枚というと難しいけど、このアルバムになるかな。

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