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2020/07/20

Takin' Off/Herbie Hancock

Herbietakin ハービー・ハンコックのリーダー作の3日目で、やっと彼の正式な初リーダー作。まあ、こういうこともありますね。しかもブルーノートなので、ジャズらしいジャズをジャズの音で聴けた、という感じも強いですし。この当時少し緩くも8ビート的ジャズロックのリズムを使っているのは「ザ・サイドワインダー」より早いので、ススんでいた、という気もしています。ハービー個人としての技量はこの後ジャズを飛び越えたり、ピアノが素晴らしくなっていったりしますが、その元の位置にあるということで、久しぶりに聴いてなるほどなあ、と思いました。メンバーもなかなかいいですしね。これからどこまで変わっていくのか、興味深いところです。

 

Takin' Off/Herbie Hancock(P)(Blue Note) - Recorded May 28, 1962. Freddie Hubbard(Tp), Dexter Gordon(Ts) Butch Warren(B), Billy Higgins(Ds) - 1. Watermelon Man 2. Three Bags Full 3. Empty Pockets 4. The Maze 5. Driftin' 6. Alone And I

正式にはこれが初リーダー作で全曲彼の作曲。この当時に少し緩めのジャズロック風のタイトル曲。テーマも頭に入ってくるし、やっぱりススんでいました。ピアノが当時から洗練されていて、これが魅力だったのだと改めて認識。ミステリアスな8分の6拍子で少し渋い雰囲気のある2曲目、ブルースで攻めて各メンバーのアドリブで勝負するような、割と正攻法の3曲目、メロディも哀愁が漂っていい感じだし、ピアノ・ソロの一部にけっこう自由にバックが演奏しているところもあって変化に富む4曲目、心持ち8ビート的でもあり4ビートでベースが動くこともあり、時代の境目を感じる5曲目。割とオーソドックスな曲は多いですが6曲目のバラードがいい雰囲気。メンバーにけっこう有名な人が入っているので、ソロも当然楽しめます。

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コメント

KUDOさま、コンバンワ。このアルバムは、やはりハンコックの原点として、最高の初リーダー作品であると思います。今聴いても新鮮。何よりメンバーが最高。特にフロントのデクスター・ゴードンとフレディ・ハバード。ハンコックのファンキーさとの相性が抜群。これが1962年に生まれたんですね。確かに、ハンコックの感覚は時代を先取りしてたかも知れませんね。大好きな作品です。

>zawinulさん


こんばんは。今日がやっと初リーダー作ということで、とりあえずはアップ出来てひと安心です。この後、ブルーノートもSonyも飛び飛びになっているので、駆け足でどんどん変化していくことになりますが、その原点として光っている感じがします。

今日は’80年代のフューチャーショックあたりまで進んでいて、その前のディスコ・ヴォーカル路線もあって、う~ん、とうなってます。やっぱり個人的にはブルーノート時代かなあ、と思ってます。

そうですか、もうフューチャーショックまで進んでいるんですね(笑)
凄い!。
ディスコ・ボーカル路線は苦戦されたでしょうね。ハンコック=アイドルの私としては、スタイルは変わっても、ハンコックの本質は少しも変わっていないと思っているので、むしろ、ディスコ・ボーカル路線の酷評アルバムの中に、ハンコックの真骨頂をあえて探るというアプローチも面白いと思います。ぜひ、工藤様にも、一番軽いと言われる「ライト・ミー・アップ」辺りを我慢して聴いて頂きたいと思います。誠にすみません。

>zawinulさん

まだ、「ライト・ミー・アップ」は何とかポップスとしても聴けるので、そう思い、大丈夫でしたが、ビル・ラズウェルと組んだ「フューチャー・ショック」はうなってしまいました。でもCD発売と同時に買ってあって、当時は録音順もあまり意識しないで聴けてたのは確かなんですね。相変わらず好悪を表さないコメントになってますけど、文脈には出てるかもです。

いえいえ、好悪を表さないコメントこそが、KUDO様の素晴らしきところ。でも文脈でちょっと、推し量れる面白さ。見習いたいです。
すぐに好き嫌いを強調してしまう自分としては。

>zawinulさん

ハービー・ハンコックのリーダー作はだいぶ進んでいて、うまくすると今週中に仕込みは終わらせるかもしれません。ブログに出てくるのは、その間に新譜を割り込ませても、8月中旬ごろまでかかると思いますけど。

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