Pike's Peak/The Dave Pike Quartet
ビル・エヴァンスの参加作の33日目で一段落。実はこの後に「アンダーカレント」とか、有名な競演作があるのですが、それらはリーダー作を聴いていったときに一緒に聴いてしまいました。それにしても5-6年の間で33枚(それ以外にすでにホームページやブログアップ済みのものもありますし)というのは、この時期いかにサイド参加が多かったか、ということですね。録音で残されているものでこれだけあるんだから、実際の演奏は多忙だったことでしょう。ところで白状してしまうと、このアルバム、CD棚から見つけられず、ストリーミングで聴いてしまいました。処分はしてないのでどこかにありますが。まあ、そういうこともあるさということで。
Pike's Peak/The Dave Pike(Vib) Quartet(Epic Sony) - Recorded November 1961. Bill Evans(P), Herbie Lewis(B), Walter Perkins(Ds) - 1. Why Not 2. In A Sentimantal Mood 3. Vierd Blues 4. Besame Mucho 5. Wild Is The Wind
デイヴ・パイクの作曲が1曲目、デューク・エリントン作の2曲目、マイルス・デイヴィス作の3曲目で、4曲目はおなじみ「べサメ・ムーチョ」など。これもピアノ・トリオ・プラス・ヴァイブラホンのクァルテットのアルバムとしてもおかしくないです。ただし、デイヴ・パイクも演奏しながらうなり声を上げるので、そこがやや気になる点ですが。1曲目はモードの影響を受けていて、やはり’61年という時期を感じさせます。全体的に聴きやすい曲が揃っていて、当時としては売れたのではないかと思います。もちろんのことながらエヴァンス度が高く、そろそろ参加作が減っていく頃での全面参加だったので、話題にはなりますね。ヴァイブラフォンとピアノの組み合わせは難しいようですが、ここでは何の問題もなくクァルテットとして演奏してます。
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KUDOさま、コンバンワ。
本当ですね。5-6年の間でこれだけの参加作。超多忙だったのでしょう。ひっばりだこだったのでしょうね。
この作品が、「アンダーカレント」録音の少し前に録音されたと聞いて興味深く、ストーリーミングしてみました。
やはり、あくまで客演セッション的で、今一つな感はありますね。特に一曲目のモード曲は、impressionみたいな曲で、なんだかなぁと思ってしまいます。
投稿: zawinul | 2020/07/16 21:49
>zawinulさん
こんばんは。
まあ、名盤がそんなに量産されるわけではないので、端から聴いていくと(これで全部ではないんですが)こうなります、という感じでしょうか。ただ、このアルバムは、そんなに悪いとは思ってないですけど。個人的には、あくまでもホームページを完成させるため、順番に聴いていった1枚の通過点だと思ってます。
投稿: 工藤 | 2020/07/16 22:18