Jazz At The Plaza Volume 1/The Miles Davis Sextet
ビル・エヴァンスの参加作の15日目。今日のアルバムは、マイルス・バンド。エヴァンスが加入していた時期が短かったので、意外に枚数が少ないです。彼の脱退後、再び呼び戻されて録音したのがかの名作「カインド・オブ・ブルー」です。結果としてそのアルバムが一番有名になってしまいましたが。今日のアルバムはエヴァンスがどうこう言うよりも、フロントの3管のいずれのミュージシャンも素晴らしいし、アルバムトータルで聴かないと後悔しそうです。それだけ素晴らしい演奏内容が詰まっていて、これも実に〇十年ぶりに聴いたなあ、と今更ながら後悔しています。まあ、今回じっくり聴けたので、良しとしましょうか。
Jazz At The Plaza Volume 1/The Miles Davis(Tp) Sextet(Sony) - Recorded September 9, 1958. Julian Cannonball Adderley(As), John Coltrane(Ts), Bill Evans(P), Paul Chambers(B), Jimmy Cobb(Ds) - 1. Jazz At The Plaza 2. My Funny Valentine 3. If I Were A Bell 4. Oleo
マイルス・バンドの正式盤で唯一、まるまる1枚ビル・エヴァンスが参加しているうれしいライヴです。1曲目は明らかにテーマが「ストレイト・ノー・チェイサー」です。タイトルだけその場に合わせたのか、どうか。セロニアス・モンク作。4曲目がソニー・ロリンズ作で、2-3曲目はスタンダード。マイルス、キャノンボール、コルトレーンのソロも圧巻。特にコルトレーンはこの時期のハードバップを逸脱するようなソロを吹いていて、次の時代へのとっかかりを感じさせます。キャノンボールも引きずられるように圧巻のソロ。もちろんエヴァンスもここでは彼の個性的なピアノでソロをとっています。音が少し奥に引っ込みますが。関連する「ジャズ・アット・ザ・プラザ第2集」はデューク・エリントン楽団の演奏で、マイルスとは関係ありません。
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