New York, N.Y./George Russell And His Orchestra
ビル・エヴァンスの参加作の17日目。おなじみ、ジョージ・ラッセルのアルバムへの参加です。そのうち、このアルバムが一番有名なんじゃないかな。ピアノの露出度も、ビッグ・バンドの割には考えられていて、はっきりとピアノ・ソロが聴ける部分が何か所かあります。特に4曲目のスタンダード・メドレーのところはピアノが出ずっぱりの印象もあって、なかなか聴きごたえがあります。今回はちょっと面倒なので、どのミュージシャンが何曲目に参加、というクレジットを入れなかったのですけど、それにしても有名なミュージシャンの参加が多いですね。やはりラッセルの元へは、ミュージシャンが集まるという法則でもあるのでしょうか。いいアルバムです。
New York, N.Y./George Russell(Arr, Dir) And His Orchestra(Decca) - Recorded September 12, November 24, 1958, and March 25, 1959. Emie Royal(Tp), Bob Brookmeyer(Tb), Frank Rehak(Tb), Tom Mitchell(Tb), Hal McKusick(As), John Coltrane(Ts), Sol Schlinger(Bs), Bill Evans(P), Barry Galbraith(G), Milt Hinton(B), Charlie Persip(Ds), Jon Hendricks(Nrrator), Art Farmer(Tp), Joe Wilder(Tp), Jimmy Cleveland(Tb), Phil Woods(As), Al Cohn(Ts), Gene Allen(Bs), George Duvivier(B), Max Roach(Ds), Don Lamond(Ds), Al Epstein(Bgo), Joe Ferrante(Tp), Benny Golson(Ts) - 1. Manhattan 2. Big City Blues 3. Manhattan-Rico 4. East Side Medley: a) Autumn In New York b) How About You 5. A Helluva Town
ジョージ・ラッセル作が2-3、5曲目で、他はスタンダードなど。ラッセルといえば、このアルバムを連想するくらい有名なアルバムですが、参加メンバーがすごい。ジョン・コルトレーンも1曲目に参加。曲によってメンバーは入れ替わりますが、ビル・エヴァンスは全曲参加。ジョン・ヘンドリックスのナレーション(彼の作詞)が多く入ってます。なかなかイントネーションというか、リズムに乗ったナレーションなので心地良いですが、この存在は好き嫌いが分かれるかも。スタンダードもラッセルの曲のようになってしまうのも面白いけど、当時でしか味わえないような大編成のビッグバンド・サウンドがなかなか。大編成だけどエヴァンス度は割と高めで、ピアノ・ソロのあるところは彼らしい演奏が楽しめます。特に4曲目のメドレーはいい。
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