The Nearness Of You/Helen Merrill
ビル・エヴァンスの参加作の8日目。これでトータルでの残りコメント手直し枚数もあと50枚になりました。これが終わったら、本当に何をしようか考えておかないと。さて、今日のアルバム、エヴァンスは半数弱の曲に歌伴として参加していますが、それでもよく聴くと一部に彼らしいフレーズが出てきます。ピアノ・ソロも地味で短いけど1か所ありましたし。当時はヘレン・メリルのファンでもあったので、割と最近作まで集めていました。長い活動歴なので、いろいろなアルバムがありますね。メリルに関しては、ホームページで特集を作り始めて断念したのはもう20年ほど前の話。けっこう時間が経っているなあ。それにしても’50年代のアルバムコメント、なかなか慣れません。
The Nearness Of You/Helen Merrill(Vo)(EmArcy) - Recorded February 21, 1958. (December 15-19, 1957) Bobby Jasper(Fl on 2, 7, 9-10, 12), Bill Evans(P on 2, 7, 9-10, 12), George Russell(G on 2, 7, 9-10, 12), Oscar Pettiford(B on 2, 7, 9-10, 12), Jo Jones(Ds on 2, 7, 9-10, 12), Mike Simpson(Fl on 1, 3-6, 8, 11), Dick Marks(P on 1, 3-6, 8, 11), Freddy Rundquist(G on 1, 3-6, 8, 11), John Frigo(B on 1, 3-6, 8, 11), Jerry Slosberg(Ds on 1, 3-6, 8, 11) - 1. Bye, Bye Blackbird 2. When The Sun Comes Out 3. I Remember You 4. Softly As In A Morning Sunrise 5. Dearly Beloved 6. Summertime 7. All Of You 8. I See Your Face Before Me 9. Let Me Love You 10. The Nearness Of You 11. This Time The Dream's On Me 12. Just Imagine
スタンダード集。ビル・エヴァンスは2、7、9-10、12曲目に参加。ヘレン・メリルとビル・エヴァンスの唯一の共演アルバム。収録時間は37分。この5曲に限ったことではないけれど、ヘレン・メリルはどんなバックで歌ってもぴったりきます。個人的にはこの当時の白人女性歌手としてはいちばん印象に残る歌手です。2つのセッションからなっていますが、メンバーは違っても楽器編成が同じなので、曲が入り組んでいても、ほとんど違和感はありません。それでも歌伴としてのエヴァンスに耳が行ってしまうのは、ファンとしてはしようがないところか。あとはフルートやギターが加わることで、歌が引き立ち、ソフトな感じのサウンドになるのがいい感じ。曲によりジャズっぽさもありますし。これは押さえておきたい1枚かもしれません。
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