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2020/06/07

Rivages/Jean-Louis Matinier/Kevin Seddiki

2617 ECMの新譜が5枚届いたので、基本的に届いた番号順に聴いていきます。このアルバム、ちょっと地味かなとも思えますが、Jean-Louis Matinierは過去にもニッケルハルパという楽器とのデュオ作を出しているし、今回はギターとのデュオとのことで、もう少し動きが多いような、でもジャズというよりはフランスの哀愁のあるクラシックとのボーダーレスな音楽として、じわじわとくる感じが心地よいです。こういうアルバムは、やはりECMからでないとなかなか見当たらないと思います。11曲で39分収録で、比較的曲がコンパクトに練られているのも、意外にアルバムの印象が強くなる一因かなあ、とも。気に入ってしまいました。

 

Rivages/Jean-Louis Matinier(Accordion)/Kevin Seddiki(G)(ECM 2617)(輸入盤) - Recorded April 2018. - 1. Schumannsko 2. Apres La Pluie 3. Les Berceaux 4. Reverie 5. Miroirs 6. Greensleeves 7. Feux Follets 8. La Chanson D'Helene 9. In C 10. Derivando 11. Sous I'horizon

(20/06/06)2人の共作が4-5、7、9曲目、Jean-Louis Matinier作ないし他の人との共作が1、11曲目、Kevin Seddiki作が2、10曲目、トラディショナルが6曲目、他の人の曲が3、8曲目。アコーディオンとクラシック・ギターでのデュオで、ジャズ度はほぼないけれど、いかにもECMらしさのある哀愁が、フランスの香りとともに強く漂っています。収録時間が39分と短めで、その分きっちりとまとまった曲が多いのも特徴。それらの曲の端正さと相まって、アルバムの作品としての価値が高まっています。バンドネオンよりはアコーディオンの方が湿った空気を伝える感じで、それがさらに哀愁度を高めています。あまり派手なところはないけれど、じっくりと落ち着いて聴くにはなかなか良く、クラシック的な音楽とボーダーレスな雰囲気。

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