Jazz Sahib/Sahib Shihab
新譜が届いていたので、ちょっと日程が開いて、ビル・エヴァンスの参加作の6日目。サビブ・シハブという、なかなかマニアックなバリトン・サックスのアルバムで、そこの半分ほどの曲にエヴァンスが参加しています。本人作以外の3、6-7曲目はとロンボニストのメルバ・リストン作というけど、詳しいことはあまり分かりません。でも、この時期のバリトン・サックスもなかなか味があっていいですねえ。近年だと、あたかもテナー・サックスのように吹くテクニシャンもいますが、この時期の演奏もけっこういいと思います。エヴァンス度は少し抑えめか。このところ、久しぶりの’50年代を堪能しています。
Jazz Sahib/Sahib Shihab(Bs)(Savoy) - Recorded November 7, 1957 (July 9, 1957). Phil Woods(As), Benny Golson(Ts), Hank Jones(P on1-3), Paul Chambers(B on 1-3), Art Taylor(Ds), Bill Evans(P on 4-7), Oscar Pettiford(B on 4-7), Art taylor(Ds) - 1. S.M.T.W.T.F.S.S.Blues 2. Jamila 3. The Moors 4. Blu-A-Round 5. Le' Sneak 6. Ballad To The east 7. Ba-Dut-Du-Dat
ビル・エヴァンスは4-7曲目に参加。7曲目はボーナストラック。デンオンがサヴォイを買いとって、一時期非常にたくさんアルバムを出してくれたおかげで、こういう録音も聴くことができ、感謝です。彼の作曲は1-2、4-5曲目。3管編成でベニー・ゴルソンがいるのでアレンジは彼なのでしょうか。彼らしいハーモニーを聴くことができます。音も良いです。3管のメンバーがうまくマッチする上に、1-3曲目もハンク・ジョーンズにポールチェンバースの参加なので、なかなかいい感じ。ただ、サヒブ・シハブの作曲の曲は、まあ普通に楽しめるジャズ&ブルースという感じも。やはりこれの’50年代後半の感覚が満載のジャズという感じで、聴いていて楽しい。名前のあるメンバーだけにそのメンバーもいいけどエヴァンスもアクセント。
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