Take A Look/Natarie Cole
ハービー・ハンコックの競演・参加作の11日目。今日はちょっと順番を変えて、手直しの中の’80年代以降で唯一残っていたアルバムを急に聴きたくなったもので。このナタリー・コールも’15年に亡くなっているんですね。3回結婚したうちのこの時期2回目の配偶者がアレンジのアンドレ・フィッシャーということが分かり、ちょうどこの時期3枚連続ぐらいでジャズ寄りのアルバムを作っていることと、やはり関係があるのかも、と思います。それにしても豪華なアルバムですね。最近では普通なら40分ぐらいでまとめてしまうところを、あえて64分収録というのも、お腹いっぱいだし、当時のCD制作は長い時間のものが多かったでした。
Take A Look/Natarie Cole(Vo)(Elektra) - Released 1994. (8, 11曲目のパーソネル)Herbie Hancock(P), John Clayton(B), John Chiodini(G), Jeff Hamilton(Ds), (18曲目のパーソネル)Herbie Hancock(P), John Clayton(B), John Chiodini(G), Harold Jones(Ds) - 1. I Wish You Love 2. I'm Beginning To See The Light 3. Swingin' Shephered Blues 4. Crazy He Calls Me 5. Cry Me A River 6. Undecided 7. Fiesta In Blue 8. I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life 9. Let There Be Love 10. It's Sand Man 11. Don't Explain 12. As Time Goes By 13. Too Close For Comfort 14. Calypso Blues 15. This Will Make You Laugh 16. Lovers 17. All About Love 18. Take A Look
ナタリー・コールがジャズに近づいていた時期の、ゴージャスなミュージシャンを迎えゴージャスな演奏を聴かせるアルバム。スタンダードが中心。64分収録で、少しお腹一杯。曲数が多いことも特徴ですが、それぞれの曲に力が入っています。さすがに大手が資金を投入していることはある、と思わせる仕上がり。曲によってオーケストラやビッグバンドがバックで、これまた非常に豪華。とは言うものの、歌唱はいつものナタリー・コール。でも、ジャズヴォーカルにも向いてますね。ハービー・ハンコックは8、11、18曲目に参加していますが、ハンコック度はほとんどなし。まあ、そういうアルバムなので、クレジットを気にせずに聴いてもいいかと。プロデューサーも曲により、トミー・リピューマとアンドレ・フィッシャーが適材適所で。
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