Red Clay/Freddie Hubbard
ハービー・ハンコックの競演・参加作の15日目。CTIはこの時期けっこう有名だったレーベルで、ジャズが落ち込む中、アレンジを聴かせたアルバムを作る一方で、こういうジャズのアルバムを有名なミュージシャンを集めて作っていました。ジャスと言ってもサウンド的にはエレキピアノを使っていたり、ビート感が何となく’70年代っぽいというところはありますけど。ある意味当時のジャズメンたちの救世主でもあったのだろうと思います。ミュージシャン別にはいくらかこのレーベルの手持ちがありますが、もっと力を入れて集めて聴いてみたかったなあ、という気持ちもありますね。それももう50年近く前の話なんですが。
Red Clay/Freddie Hubbard(Tp)(CTI) - Recorded January 27 - 29, 1970. Joe Henderson(Ts), Herbie Hancock(Key), Ron Carter(B), Lenny White(Ds) - 1. Red Clay 2. Delphia 3. Suite Sioux 4. The Intrepid Fox
全曲フレディ・ハバードの作曲。オールスターキャストで繰り広げられるジャズ。CTIとしてはけっこうジャズ寄りなのですが、4ビートでない曲もあったりエレキピアノが使われているのは時代のせいでしょうか。それでも12分台の1曲目のタイトル曲のように、8ビートのリズムの上をゴリゴリと迫ってくるフレーズはけっこう快感です。出だしトラストはフリーっぽい感じですけど、テーマに入るとジャズロック的な曲になります。2曲目は静かにはじまりゆっくりと盛り上がる8分の6拍子のブルースのような曲。ペンタトニック主体のテーマのような部分と、アップテンポの、あるいはその半分速の4ビートの入り組んだ繰り返しのスリルのある3曲目。4曲目はテーマのカッコ良いアップテンポの4ビートジャズ。フレーズも斬り込んできます。
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