Miles In Berlin/Miles Davis
ハービー・ハンコックとトニー・ウィリアムスの参加のマイルス・バンドの6日目。やっとここでウェイン・ショーターが加わってきます。2人と一緒に参加している公式のアルバムでは、「Water Babies」の途中までで、計8枚ということに。のちに7枚組BOXの「コンプリート・プラグド・ニッケル」が出て買ったんですけど、残念ながら処分してしまいました。まあ、これは分量が膨大すぎてコメントにならなかったろうとは思いますけど。’60年代では、やはりこのあたりのアルバムが好みですかねえ。ベルリンでショーターが入ると、サウンドの雰囲気が以前とは変わりますね。もちろんジョージ・コールマンもサム・リヴァースもいい仕事はしてましたが、さらに進化するという意味で。
Miles In Berlin/Miles Davis(Tp)(Sony) - Recorded September 25, 1964. Wayne Shorter(Ts), Herbie Hancock(P), Ron Carter(B), Tony Williams(Ds) - 1. Milestones 2. Autumn Leaves 3. So What 4. Walkin' 5. Theme
ベルリンでのライヴ。マイルス・デイヴィス作は1、3、5曲目。ここでウェイン・ショーターが参加して、いわゆる’60年代の黄金時代のクインテットになります。割と長く活動した方だとは思いますが、進化が止まらず、’67年には再びメンバーチェンジをして次のステップに行くことになります。やはりショーターの参加で、グループの雰囲気はけっこう変わり、ガンガン攻めつつも、サックスは少しミステリアスな感じもあります。曲はこの時代のライヴでは何度も演奏している曲が多いのですが、やはりそれらは表現のための、あくまでも素材だったということが分かります。アドリブも研ぎ澄まされ、曲もさらに柔軟性に富むようになりました。2曲目「枯葉」もここまで自由になったかという感じ。ライヴばかりでの演奏もここでひと区切り。
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