Jack Johnson/Miles Davis
ハービー・ハンコックの競演・参加作の16日目。この時代(’60年代末から’70年代にかけて)のマイルス・デイヴィスはけっこうホームページにアップしてきたと思ったのですが、今日のアルバムは参加メンバーが少なくて、関係するのがハンコックだけだったので、今になってのアップになりました。これをきっかけに、もう少ししたらちょっとさかのぼって’60年代のいわゆる黄金時代のマイルス・クインテットも手をつけようと思っています。いずれにしてもこのペースならば年内に終わると思いますし。しかしこのアルバム、「オリジナル・サウンド・レコーディング」と書いてありますけど、どういう風に切り取って映画に使ったのか、けっこう興味は尽きないです。いずれ機会があれば観たいですね。
Jack Johnson/Miles Davis(Tp)(Sony) - Recorded April 7, 1970. Steve Grossman(As), Herbie Hancock(Key, Org), John McLaughlin(G), Michael Henderson(B), Billy Cobham(Ds) - 1. Right Off 2. Yesternow
マイルス・デイヴィスの作曲ですが、テーマだけ決めて即興で演奏する一発ものの曲。元はサウンドトラック。ここではパーカッションがなく、シンプルで強力なロックのビートにのって演奏が繰り広げられています。これだけシンプルなロックビートはこの前後のアルバムでは見られず、映画のためにこういうパーカッションを省いた編成にしたと思われます。2曲とも25分以上の長尺もので、しかも基本的には一発モノですが、1曲目はイケイケのロックで、2曲目は静か。ハービー・ハンコックもキーボードで演奏をしていますが、リズムの2人とギターを合わせ、これもかなりロック的。意外にスティーヴ・グロスマンが渋いフレーズを連発しています。これをどのように使ったか、映画を観てみたい気もしてますが、音楽だけでもなかなか。
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